スーパーの青果で働いた親友の話~小売業界で働くのは楽しいぞ!

とうとう風邪が完治しないまま、4月を終えることとなった(喉にまだ症状が残っている)。
それでも胃腸障害がおさまり、大好きな山菜が食べられるようになったから、スピードは遅くても確実に回復はしているのだろう。

野菜ネタが出たついでに。
実は我が親友、何十年も前の話だが、ひところスーパーの青果部門で働いていたことがある。
いつぞや記事に書いた、スーパーでパート勤めをした遠縁の女性と同じように、まずは寒さと仕事量の多さに驚いたそうだが、幸い人間関係が良く、すぐに職場に馴染むことが出来た。

プラス、職種がらか。野菜や果物にやたら詳しくなり、加工法や調理法も自然と身について(お客さんから質問を受けることもあるので、最低限のことは知っておかないといけない)、ご主人や子どもさんたちにもたいへん喜ばれたそうな。
「おかんが作るの、いつもワンパターンやったのに、仕事に行き始めてすごくバラエティに富むようになった」。

何より、農業を営むご主人の両親との間に共通の話題が出来、ややもすれば互いの生活環境や価値観の相違からもめがちだったのに、それが和らいだ。

家庭菜園ならぬベランダ菜園を始めたのも、この頃。
「下の子と一緒にキュウリやらミニトマトやら育てたんやけど、自分も世話したと思ったら愛着が湧くんかな。あれほど野菜嫌いやったのに、すすんで食べるようになってん。それも生のままポリポリと」。

いいねえ、こういう話。
青果部門ではなく、鮮魚でも精肉でも、そして一般の食品部門でも、似たような体験はよく聞く。

小売業界で働くのは楽しいぞ!