自分にとっての真の黄金とは何か?

昨日は祝日。現場のエキスポシティ(1970年に万博が行われたところ)は、家族連れや友人連れ、そしてカップルで大にぎわいだった。

いくら「人様が働く時は休み、反対に人様が休む時は働くのがサービス業に携わる者の宿命」だとは言え、ああいう情景を目の前にすると、ちょっとばかりわびしさも感じてしまうわなあ。
だからか。
最近では、小売業界でも、小学校三年生くらいまでの子どもがいるパートタイマーは土日祝日は原則としてシフトに入らないか、そこまでいかなくても交代で休みにしているところが多い。

そのぶん、収入に影響があらわれるわけだけれど(土日祝日の勤務は時給が高い)、まあ、そこいらは特別な事情がない限り、「現在(いま)はこんな時期」と割り切ることも必要だろうね。

万博の話が出たついでに思い出した。
1970年、当時中学生2年生だった私は、たぶんアメリカ館で、一冊の絵本を買った。外国の絵本は全体に色彩が美しいが、この時も挿絵の鮮やかな色合いに惹かれて買ったのだ。
ギリシャ神話に出てくるミダス王の話。

触れると何でも黄金になる。神に求めた通りにその力を与えてもらったミダス王は大得意。
ところが、結果として王は食事も出来ず(食べようとフォークに触れたとたん料理は金になる)、愛する王女とも話せなくなってしまう(王女に触れるや王女は金に)。
王は心より後悔し、神に力を解いてくれるよう望む、、、。

自分にとっての真の黄金とは何か。
よくよく考えたい。