商品が異様に安いということの裏に潜むもの

昨日の現場(店舗)は最寄駅から遠く、かつ、交通事情が極めて不自由な場所にあったので、「駅~店舗」間は、行きも帰りもタクシーを利用。
行きの際、タクシーの運転手が私に言った。
「A(店の名前)では、今日、何かあるんですかね? さっきもおたくと同じ仕事のおばちゃんが乗りはりましたデ。ギョーザ焼くんやと言うてはりましたなあ」
「そうなんですか。大試食会みたいなイベントがあるのかも知れないですね」
「なるほど。Aもすぐ近所に別のスーパーが出来て客を取られたんで、そういうのをして人集めせんと、やっていけんのでしょうなあ」
「えっ、近くに違う店がオープンしたんですか?」
「はい。昨年だったかな」
「そりゃあ、お客さん、減るでしょう」
「半分くらいになったんと、ようAに行く人は話してますデ。何せ、その新しく出来たBいうスーパーの方が安いですからな。同じ商品なら、安い方に行きますがな」。

珍しくないノンフィクション(実話)ではある。
我が家の近所にも、全国規模で店舗展開する大手スーパーがやってきたばかりに閉店に追いやられたローカルスーパーがあるもの。
また、仲良しの仕事仲間の行きつけだったスーパーは、同じ程度の規模と品揃えの、だが、価格だけは飛び切り低い別のスーパーが近くにオープンした結果、客数が激減。半年で撤退したとか。

ううむ、、、。

もっとも、異様に安いということは、その裏に何もないわけではないのでして、、、。
一例をあげれば、そこの店の従業員の数と報酬をギリギリまで抑え、低価格に反映させている可能性もある。

そうなると、別の困ったことがおこり、引いては買い物をする側、すなわち消費者にも跳ね返っていくね。

そもそも安売り競争なんて、キリがない。