カネはなくとも人情と気配りがあるところに、下流老人はいない。

昨日は、大阪の某下町の商店街で仕事。
天気はいいし、お客さんは人懐っこいし、お店の人もお客さんにフレンドリーに接しているし、店のものの値段はリーズナブルだし、いいなあ、こういう雰囲気。

で、こういうところにあるスーパーの近くには、必ずといっていいほどB級グルメの美味しい店がある。
もちろん、ここにも。
スーパーで買い物をした後、「ちょっと小腹がすいたから」と立ち寄ったり、持ち帰りをする人、多いんだろうな。

商店街を通る人も、ほとんど顔見知りなのが、気軽に声をかけあい、立ち話に興じている。

ここの人たちは、物質的には、決して豊かな生活はしていない。
でも、明るい。そして、気さくだけれど、礼儀はわきまえている。

カネはなくても人情と気配りのあるところに、下流老人はいない。
少子高齢化が進んでいるなか、経済的には、これからの老人はますます厳しい状況におかれるだろう。
せめて、人情面ではそうならないよう、皆んなで考えよう。

考えてみたら、スーパーとか商店街は、人々の孤立化を防ぐ役割も、知らず知らずのうちに果たしているわなあ。

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