仕事中、客に襲われたパートタイマー~我が体験を思い出す

関西方面で多数の店舗を展開するイズ◯ヤの某店で、仕事中のパートタイマーが、客の男に刺された。
昨日の午後に流れてきたこのニュースは、今年の5月、とある店で仕事準備をしている最中、やはり客として訪れた青年に首を絞められた我が体験を思い出させた。

こちらは何もしていない。
ただ、いつも通りに現場に趣き、さあデモンストレーションをせんと、試食台を出し、テーブルクロスをかけたりポップを貼り付けたりしていただけ。
それなのに、青年は、私と目が合うや、襲いかかってきたのだ。

首を絞められるって、こんなに痛くて、苦しいのだ。
そう思い知りながら、青年を振り切り、必死で逃げた。
青年は後を追ってきた。
とてもとても怖かった。

後遺症はその後もしばらく続いた。
店舗に立っていると、とつぜん足が震えていたり、動機がしてきたり、涙が溢れてきたり。
そんな私を癒してくれたのは、地方の仕事場に向かう途中で見かけた、何気ない田舎の情景だった。
深い森、人気(ひとけ)のない道、よどんだ池、反対に底が見えるほどに澄み切った川、、、などなど。

今回の通り魔。犯人の動機や、その背景はまだわからない。
ただ、被害に遭われたパートタイマーが一日も早く従来の生活を取り戻されんことを切望する。
たぶん、心にも並々ならぬ傷を負い、しばらくは事件のフラッシュバックにも悩まされるだろうが、、、。
そのためには、周囲の助けも必要だ。