三日とろろの謂れ(いわれ)

ここ数年、一足先に正月気分を抜けるため1月3日から仕事をスタートさせるのがマイルールと書いた。
この初仕事。内容は毎年決まっている。
東北や関東地方の一部で古くから行われている「三日とろろ」のデモである(販売担当商品は、長芋と麦と液体だし)。

麦ご飯に、すりおろして出汁(だし)で伸ばした長芋(山芋)をかけ、ごまや海苔、うずら卵などをトッピングして、正月の三日目に食べる「三日とろろ」。
食物繊維が豊富な麦と滋養強壮効果が期待出来る長芋(山芋)との組み合わせで、おせち料理に疲れた胃腸を労わり、同時に長寿と健康が得られるとしている。

こういうメニューや食材に関するちょっとした謂れ(いわれ)やエピソードを販売トークに織り込んで紹介すると、お客さんの多数は「おやっ」と耳を傾けて下さり、それが試食につながることも珍しくない。
デモンストレーターに雑学が必要な理由は、このあたりにもある。

それを考えれば、何事もさっと検索出来るスマホが普及した昨今はイイ時代だ。
存分に使いこなせばもっと仕事にも役立つことだろう。

写真は自宅近くにある白峯神宮内の笑い龍。
スマイルは福運をもたらすことから、この龍は長寿の神様でもある。

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