実際、4年ほど前にドラッグストアで尿漏れパッドの宣伝販売を担当した時、たった一人だったけれど、買って下さった男性がいた、
「ああ、いいね。これで安心して外に出れる」
との言葉と共に。お見受けした限りでは、70代後半から80代前半にかけてと想われる方だった。
ただ、性別を問わず、デリケートゾーンの症状であるだけに、なかなか表には出しにくい。
それでも、私のデモストレーション体験から判断して、そこいらあたりのことは年毎(としごと)に受け取る世間の方も寛容になってきている気がする。
少しずつ、少しずつだが。
「エイジレスも美魔女も悪くない。それを認めた上で、無理はせず、素直に自分の年齢と向かい合いましょう」。
こういう風潮になってきているのだ。
いい傾向だ。
自分の年齢と素直に向かい合うことは、自分の年齢を前向きに受け容れること。
70歳を超えた超ベテランデモンストレーターは、本人が意識しているしてしないにかかわらず、押し並べてこの点がクリア出来ている人たちだ。
写真は、5年前の2014年、ベトナムはホーチミン市(かつてのサイゴン市)で写したもの。
この時、56歳。まだ閉経もしていなくて、まして尿漏れにも見舞われていなかったね。