人間は自分が思っている以上に力を秘めている。

低温火傷の傷。よくなってきた。傷口周辺の腫れも引き、足取りも軽快軽快。
よくもまあ、あんな荒っぽい方法で、化膿もせず、快方に向かったものである。
還暦を過ぎ、したがって若くはなくても、我が免疫力はなかなかのもんである。

もっとも、その昔、医療関係のタウン誌の記者兼営業をしていた頃に仕事でお世話になったお医者さんは、
「免疫力も含め、ほとんどの人間は、自分が思っている以上に力を秘めているものですよ」
と、雑談ついでにおっしゃっていたな。
そうかもねえ。人間、生涯で持っている能力のほんの数パーセントしか使わないと言うからね。

プラス、私が見聞きした限りでは、主に生育歴からくる思い込みと言うか、刷り込みが、その人の言動を大きく左右し、時に制限もかけていると感じる。

まあ、この私自身がそれの典型例かも知れない。
小学校の同窓会に出席した時、同級生たちがびっくりしていたもんね、、、あのまっちゃんが人前で喋るデモンストレーターをしているなんてと。
吃音(きつおん。どもり)ゆえ、どうしても、引っ込み思案になりがちで、そのことに私自身も縛られていたからなのだが。

とは言え、ギネスブックにも載った「世界一のカーセールスマン」のジョー・ジラード氏も吃音者。
かつ、彼の著書を読むと、幼児の頃から父親に現在なら虐待と認定されてもおかしくない仕打ちを受け続け、「お前はろくな人間にならない」と罵られてきたとか。

それが、大人になるや、世界一のセールスマンである。

人間、わからないものだ。
周囲の言葉に惑わされず、自分の力を信じ、直感が導くまま進んでいった方が幸せになれるかも知れない。

この話題、少し引っ張りたい。
写真は鴨川で遊ぶ水鳥。

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