鍋つゆにも流行かある

昨日は、兵庫県伊丹市で、鍋つゆのデモ。
時期を考えればいささか首をかしげる案件にもかかわらず、意外や、売上は目標以上。
きっと、お客様自身も過ぎ行く季節に感じるものがあり、
「冬よさようなら」の意味合いを込めて買って下さったのだろう。

鍋つゆにも流行がある。
味に絞れば、豆乳鍋が人気だったこともあるし、カレー鍋やトマト鍋や鶏ガラたっぷりのコラーゲン鍋系が話題をさらったこともある。
数年前からはあごだしを使ったあご鍋が大評判。

また、形態は、かつては水で薄める希釈形式で瓶あるいはポリ容器や紙パックに入ったつゆが主流だったが、ここ10年ほどはレトルトパックのストレートつゆの方が売れる。

さらに、1人前ずつの量のつゆが包装された「1人でも2人でも家族4人でも鍋が楽しめる」という「個別包装型」も登場し、こちらも根強いファンを獲得している。

なぜって、家族であっても一家の大黒柱の残業やら子どもの進学塾通いやらの事情があって「個食化」が進んでいる現在、このタイプの鍋つゆは重宝するからねえ。

鍋つゆ1つとっても、社会現象の移り変わりを反映している。

面白いでしょ。
皆さん。小売業に就きなさいな。
一緒に仕事をしようよ。

写真は、昨日の現場の庭で見た、樹齢150年のオリーブの木

イメージ 1