デモンストレーターと労災保険。

明日からまた連続で仕事。
今日のうちにプライベートな雑用をすませ、体調も整えておこう。

わけても、明日のデモの担当商品は寒冷所で行う性質のもの。先日、こんにゃく生菓子のデモで左手人差し指の感覚がなくなって真実ヤバい事態になりかかった身としては、いつもにも増して防寒対策をしたいところ。

記事を読んでおられる方の中には
「あら? 仕事で身体を悪くしたり怪我をしても、労働災害保険が適用されるんじゃないの?」
と、お尋ねになる方もいよう。
ズバリ、お答えします。
「そんなん、あるかいな」。

もっとも、デモンストレーター派遣会社にもいろいろあり、中には勤務中、あるいは勤務に向かう途中に遭遇した事故や病気には治療費などを保証してくれる保険、略して労災をつけているところもある。

事実、知り合いの同業者は、その日の現場に行くために降りたった駅で、思い切り駅構内を走っていた通勤客とまともにぶつかり、転倒して骨折。派遣会社はただちに代替デモンストレーターを手配すると同時に、彼女に対しても労災保険金が支給されるよう手続きを進めてくれたとか。

とは言え、私たちの世界では、これは極めて異例のケースだと思う。
我が実感では、デモンストレーター派遣会社のうち、8割か9割くらいまでは、労働災害保険に加入していないのではないかな、、、デモンストレーターは基本的に日給で働く、すなわち日雇いであることを理由に。

法律的には、日雇いであろうが何であろうが、すべての労働者は必要な時は労災保険を受ける権利があるんだが、、、。

ここいら、人材派遣業界は、やはりブラックな面もある世界だなと、痛感する。

現状では、自分の身は自分で守るしかない。
さらに、経済的なことも含めて、自分のことは自分で管理する。
だから、私たちも含めて非正規で雇用されていたり、自営業やフリーランスの人たちは、保険や預貯金に関する事柄、もっと勉強しておいてソンはない。

写真は、京都は、聖護院の庭。

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