あー、かゆい、カユイ、痒い。
耐えられないよー。
夜も眠られないほどだよー。
かゆい、カユイ、痒い。
左手がとうこつ神経麻痺になり、前回ほど重症ではないにしろ、そして、工夫すれば仕事も日常生活も何とかなるものの、この症状につきもなのな独特の「しびれ感」はまことにうっとうしく、強いストレスを感じている。
そのせいか。
一進一退しつつ、年月を重ねて緩やかに、本当に緩やかに回復していたアトピー性皮膚炎が、また急激に悪化してきた。
かゆい、カユイ、痒い。
それは、体験した者でないとわからない苦痛。
とは言え、ワメいたところで、どうにもならないからねえ。
地獄の痒さは同じなんだからねえ。
ここで思い出すのが、ロック歌手、ダイヤモンド・ユカイがラジオで語っていたトーク。
彼は50歳を過ぎてアトピー性皮膚炎に見舞われたのだけれど、それについて、
「もう気長に付き合っていかないといけないな」
と。
そっ。そうなんだよね。
病気を治そうとするのではなく、うまく共存するのも、一つの手。
なぜなら、病気はカラダからのメッセージ。
プラス、1年や2年の「積み重ね」で症状が現れたのではないから。
それにしても、片手だけでも身体の一部が自由にならないことは、こんなにも不自由するのだ。
いろいろなものを抱えつつ、それを言い訳にせず日々を全うしておられる方々。
あらためて、敬意を表したい。
同時に、ほんの少しだけだけれど、そのハンディ感がわかる気がする。