日曜日は、京都は宇治市にある、鳩二つのスーパーで仕事。
担当商品は、再び、身体に脂肪がつきにくい油を使ったドレッシングの新商品。
今回は、グレープフルーツ味だけだった。
店舗の担当者に挨拶して、驚いた。
「定番位置でデモして下さい」。
ご冗談でしょうが。
この店のドレッシングの定番コーナーはとてつもなく狭い。
小さな試食台を一つ置いても、スペースはふさがってしまう。
しかも、わが担当商品は、定番位置の一番下にあるではないか。
せめてお客様が手に取りやすい定番の中位置に商品を移動しようかと考えるも、
そこはマヨネーズやドレッシングにかけては並ぶもののない比重を誇るK社の商品
がぎっしり。
勝手に入れ替えすることは出来ないし、出来たとしても、ものすごい時間をと
られる。
それくらいなら、条件の不利さを敢えてのみ、試食を一人でも多くのお客様に
すすめて味を知ってもらう方が、売上に結びつく。
プラス、そもそもそんな状況でデモしろということは、店側も売上に熱心では
ない証拠だ。ならば、こちらもリラックスさせていただこうではないか。
「販売」より「商品の宣伝」に力をおこうと決めた。
肩の力を抜いていたのが幸いしたのか、悪条件にもかかわらず、よく売れた。
「さっぱり」「あっさり」「フルーティ」とのご意見と同じくらい「甘い」「薬
みたいな匂い」「酸っぱい」の声も多かったのだが。
とは言え、あまりにリラックスし過ぎてもいけないはずだし、難しいところだ。