
昨週末、お菓子の宣伝販売で久々にイオンの某店(アミューズメント型)を訪れた。
イオンはイオンでも、この種の店舗は、仕事以外のプライベートな意味合いから少し気を引き締めていないといけない。
食料品メインの当のイオンの他、きらびやかなファッション専門店やおしゃれなカフェ、珍しいものを揃えた雑貨店などが立ち並び、さほど物欲がない私でも、昼休みなどに店内を歩いていると
「あ、これ、いいねえ!」
と方々に目が行き、つい財布の紐が緩みそうになることがあるからだ(幸か不幸か、今日日はスマホひとつで値段に関係なく大抵のものは買える)。
そもそも、アミューズメント型イオンって、来店者にカネを落とさせてしまう仕掛けが施設内のあちらこちらに散りばめられているよねえ。
お客様感謝祭やらナントカデイやらのセール日や、バレンタインとかハロウィンとかの季節にちなんだイベントがあった日は尚更だ。
つまり、私も含めた現在の人間は、基本的にお金に縛られているのだ。
結果、本来ならこちらが管理するはずのお金に反対に管理される、いやそれを通り越して支配されるようになってきている。
ところが、その日、仕事をしている最中にふと気付いた。
「いま私が宣伝販売しているこのシンプルクッキー。オーブンがあれば、粉と砂糖とバターだけで子どもでも作れるやん」
と。
さらに、
「ほぼ同じ材料でパウンドケーキも作れるやん」
と。
「だったら、作ってみてもいいんじゃないか」
こう思うようになるまで、時間はかからなかった。
「たぶん風味も見た目も市販品には及ばないだろうけれど、とにかく作れることは間違いないのだから」。
このことは、食べ物以外にも、例えば服や小物、日曜大工にも言えないか。
コートやスーツを仕立てるのは無理でもウェストゴムのギャザースカートやイージー・パンツなら、型紙を使わない作り方がネットでも公開されていることだし、不器用でも何とか縫える人は少なくないのでは?
日曜大工も、チョイ頑張れば、動画を参考にしながら100円ショップにもある材料で簡単な棚や表札なんかが作れるかも。
お金がないから好きな食べ物が買えないんじゃない。
お金がないから着たい服が買えないんじゃない。
お金がないから家具が買えないんじゃない。
出来る範囲で、まずは「自分で作ること」にトライする。
お金の呪縛から解放されるには、まずここからだと感じ始めた。
もちろん、うまく作れないことも多いだろう。
その時は、再トライするなり、自作を諦めて市販品を買うなり、あらためて考えたらよいのだ。
それに、作っている最中はどんなふうに完成するかなとワクワクしたり、工程の過程で予想外の展開があって驚かされたりするハプニングもあり、これはこれで一種の体験。
とらえかたによっては「お遊び」で、お金では測れないものかも知れない。
ともあれ、現状の意識のままでは、私たちは死ぬまでお金に苦しみ、お金に振り回される。
写真は最近釣りの楽しさを知った1番下の孫。
自分で魚を採ることも、自作につながるわなあ。