#食べ物

お客さんとのやりとりの中で「郷土料理」に触れるのも「旅」だ。

一昨日に書いた記事で「旅の楽しさの醍醐味が非日常なら、業務を通じて直に地元の人と触れ合うことが出来る宣伝販売の仕事は、立派に旅だ」と書いた。 それを実感出来るのが、お客さんとのトークの中で、そこの土地ならではの料理、すなわち郷土料理について…

無題

(注)11月14日に書いた記事。 昨日の記事で、一般に今時分に食べられる栗ご飯や芋ご飯は、もとは米の不足分を補うために考案された、と書いた。そして、栗や芋だけではない、米以外の雑穀や野菜や乾物などを炊き込んだ、俗にいう「かてご飯」もそうだと。 か…

栗や芋の炊き込みご飯のデモから〜庶民の知恵と底力。

(注)10月13日に書いた記事。 毎年のように、8月も20日を過ぎた頃には栗ご飯のもとの宣伝販売を請け負い、その度にささやかながら季節の変動を感じていたものだった。「陽射しはまだまだきついけれど、秋は日一日と近づいているんだなあ」と。 9月に入り、日…

麦や雑穀の宣伝販売から〜「貧乏人は麦を食え」だって?

(注)10月11日に書いた記事。 麦や雑穀の宣伝販売について書く前に、まず亡父が語っていた、このセリフから紹介したい。 「兵隊の生活はよかった。3度3度米の飯を食わせてくれたから。家では麦飯ばかりだった」。 そう! 大正13年生まれの父が若かった頃、小…

米の宣伝販売から考える〜ブランド米が人気だが、かつて白米は誰でも食べられるものではなかった。

(注)10月9日に書いた記事。 米の販売にまつわる話を続ける。 一世を風靡したテレビドラマ「おしん」の中に、こんなシーンがあった。大好きな祖母が危篤だと聞いたおしんは、奉公先から現在でいう「特別休暇」と米一斗をもらい、実家に帰る。祖母への見舞いの…

かまどで炊くご飯

(注)10月6日に書いた記事。 昨日は5歳になる真ん中の孫の運動会。片道ざっと3時間をかけて大阪府へ。気温は高かったが、秋の大空のもと、かけっこに、ダンスに、器械体操に、日頃の頑張りを披露する子どもたちの声が園庭で炸裂した。 さて。 一昨日の記事で…

「魯山人の食卓」(北大路魯山人 著)

(注)10月4日に書いた記事。 書家、画家、篆刻家、陶芸家、料理家、、、と、さまざまな顔を持ち、おのおのの面で「美」に生きたマルチ芸術家、北大路魯山人の、これは「食」にまつわるエッセイ(1930年から53年にわたって書かれた)を集めた書。どの項も、いか…

加齢による運動量低下で、以前ほど体が塩分を求めなくなった?

(注)10月3日に書いた記事。 我が家でパスタを作る時は、水量に対して1%の塩量、わかりやすく述べるなら1ℓの水に10gの塩を入れて茹でるのが定番だった。 それが、ここ数年は、その分量では麺をしょっぱく感じるように。そこで0.7%に押さえていたのだが、昨晩…

料理と色彩感覚。

(注)9月22日に書いた記事。 納豆と麺類のコラボも数えきれないほど担当した。納豆うどん、納豆そうめん、納豆そば、納豆パスタ。いずれも好評だったが、特に人気があったのが、納豆そば。 これは、味が理由ではなく、納豆とそばとそばつゆの色調(トーン)が、…

納豆カレーからインドの豆カレーを考える。

(注)9月21日に書いた記事。 納豆のデモで印象に残っているのは他にもある。納豆カレーである。 何のことはない。出来上がったカレーに納豆を混ぜ込む(出来あがる直前に)だけ。ただ、デモンストレーション自体は、納豆を宣伝販売する目的で請け負った関係から…

右脳分野は国境を超えられるのに左脳分野は超えられないのは?

(注)9月20日に書いた記事。 一昨日の記事にも書いた。10年ほど前、舞鶴(京都府)でプレーンヨーグルトの宣伝販売を担当した時、お客さんの1人に、キムチの残り汁にプレーンヨーグルトを混ぜ込んで作る(好みで醤油や味噌を足してもOK)「キムチヨーグルトソース…

納豆サンドイッチ〜食の世界は奥深い。

(注)9月18日に書いた記事。 納豆のデモで印象に残っている試食メニューは、「キムチ納豆」の他には、「納豆サンドイッチ」がある。 これは、子どもに大受けした。作り方は簡単。タレと辛子を加えた納豆、ツナ、マヨネーズ、そしてみじん切りしたタマネギと小…

キムチ納豆から考える〜美味しいものに国境はない。

(注)9月18日に書いた記事。 納豆の宣伝販売は数限りなく担当してきた。試食メニューも、定番の「納豆ご飯」をはじめ、「納豆そば」「納豆とツナのサンドイッチ」「納豆トースト」「納豆の手巻き寿司」の他、めかぶと和えた「めかぶ納豆」、味噌汁の中に入れ…

味噌汁にマヨネーズ

(注)9月17日に書いた記事。 「息子の嫁さん、味噌汁にマヨネーズ入れんねん」初対面で、同業者ではあっても登録派遣元は別の私にそんな内輪のことを彼女が話したのは、きっと私が雑談の中で、「どんなにしんどい時でも味噌汁を飲むと私は元気が出る」と、明…

思い込み〜だしで洋風スープ。

(注)9月15日に書いた記事。 白だしをはじめとする液体だしの宣伝販売は、数え切れないほど担当してきた。その中で、忘れられないデモが1つ。キャベツとベーコンをメイン具材に作ったスープを試食として提供し「液体だしは和食料理に使うイメージが強いけれど…

だしのお話〜丁寧にとっただしは1番も2番もおいしい。

(注)9月14日に書いた記事。 振り返れば、デモンストレーター初仕事は、17年前の白だしを使ったお吸い物だった。 このデモを通じ、私は、粉末やパックタイプのだしは使ったことがあっても昆布なり鰹なりでイチからだしをとったことがない人がけっこういること…

1番だしをとる。たちのぼる香りに、シアワセ!

(注)9月5日に書いた記事。 フェイスブックで友だちになっている外国の人に 「わかめのお吸い物の作り方を教えて」 と言われた。 彼、日本食が大好きなのね。 「いつか、高野山に行きたい」 と、以前に語っていた。 ダイレクトメッセージで詳細に質問したとこ…

豆腐ハンバーグ

(注)6月30日に書いた記事。 2日連続勤務の初日が終わった。 明日は大阪南部に行く。 ところで、この前から豆腐バーグ(豆腐のハンバーグ)にはまっているのだけれど、どうもうまく出来ない。 何がって? 成形ですよ。 味はいいのに、残念だな。 豆腐の水切りに…

自分が興味のある分野から食にアプローチ

(注)2月23日に書いた記事。 アリス・ウォーカー原作「カラー・パープル」を35年ぶりに読み返している。 スピルバーグ監督の手によって映画化もされたこの小説の概要は広く知られているのでここでは割愛するとして、作中にしばしば登場する、バターミルクだと…

「お料理イマイチ」となげく方、最初はレシピ通りに。

(注)2月22日に書いた記事。 先だっての記事で、仕事がら「私、お料理はどうもイマイチで」と語る女性にちょくちょく会ってきた、と書いた。そして、本当にそうなのかと言うと、その大半は必ずしも当てはまらず、「刷り込み」の部分もかなりあると。 私の体験…

料理を作ることも、義務化されたらつまらなくなる。

(注)2月19日に書いた記事。 昨日の我が記事で「料理に時に実験的要素を加えたら、毎日の台所仕事も楽しくなる」と書いた。なぜなら、「実験」は非日常。ある意味で「遊び」だからだ。 遊びは、こちらから主体的に取り組むもの。ならばこそ、もっと具体的に述…

試食メニューの予行演習も「料理」というより「実験」。

(注)2月18日に書いた記事。 ある中華系調味料をデモしていた時、試食されたお客様の1人にこう尋ねられたことがある。「おねえさん、うまいこと、作りはるなあ。これ、家で練習しはったん?」「はい。二度ばかり」「やっぱり! と言うのは、ウチもこの仕事、…

人生は執念〜宇多田ヒカル「パクチーの歌」から始まって

宇多田ヒカル作詞作曲「パクチーの歌」を聞いた。 これは、宇多田ヒカル自身が、「鍋にもカレーにも入れる」ほどパクチーが好きだという、単にそれだけの理由で作ったとか。冒頭のセリフに続く「パク、パク、パクチー」の呟きからしてちょっと不思議な雰囲気…

鶏ガラとクズ野菜で血圧対策スープ

昨日、ブログの記事を書きながら、スープを作った。何、鶏ガラとクズ野菜を、酒も加えて、アクを取りながらコトコト煮込むだけ。血圧対策のため、時おり作っているのだ。少し時間がかかったぶん、味は濃厚で、しかも市販のスープにありがちな独特の厭味がな…

喉が痛いっ〜鶏ガラスープ

(注)12月17日に書いた記事。 喉の不調で、けっきょく、今日の大学病院での検診は延期。これで正解だったのかも知れない。粉雪ちらつく京の町。底冷えが身に染みる。下手に出歩いたら、異変は喉だけにおさまらなくなった可能性がある。 それにしても、このコ…

消えた食べ物や消えつつある食べ物

自宅から10分ほど歩いたところにあるスーパーで、青瓜(あおうり)を見つけた(写真)。 嬉しいねえ。今日日、瓜は、どこにでも置かれているわけじゃない。何せ、「瓜って、なあに?」と本気で問う人も珍しくないほど、忘れられた野菜になってしまったからねえ。…

あんこは好きですか?〜和菓子離れ、どこに活路を見出す?

ズバリ、お尋ねします。「あんこは好きですか?」 少なくとも、私のまわりには、同じ日本人に限れば「嫌いだよ」と答える人はいない。食べる量はともかく、「あの素朴な甘味、おばあちゃんが作ってくれたぜんざいを思い出すな」とか「和菓子ばかりでなく、洋…

塩あんびん〜どんな味?

気付かれたことはあるまいか、昔話には「だんご」だの「まんじゅう」だの、いわゆる懐かしのお菓子がよく登場すると。 口承の昔話ばかりではない。文字で書かれた物語、少なくとも昭和30年頃までに書かれたものには、かなりの頻度でこれらは出てくる。 例え…

7月10日は納豆の日〜納豆を使った試食人気メニューは?

今日、7月10日は、納豆の日。「7」と「10」で「な」と「とお」と読めるところから命名され、試食販売の世界でも、納豆を使った、和洋中の個性的なメニューから果てはおやつまで提案されたものだ。 中には、首をかしげそうなケッタイなメニューもあったけれど…

あなたの「ベスト・オブ・ビールのつまみ」は?

何と言っても、ほどよく塩がきいた枝豆ですな。 豆本来の甘味にチョッピリの塩が実にイイ味を醸し出す。 それから、漬物。特にぬか漬け。 実は、私、むかし田舎で漬けられていた「ぬかみそくっさーい」漬物にトラウマがあり、ずっと食べられなかった。 味以…