2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

麦や雑穀の宣伝販売から〜「貧乏人は麦を食え」だって?

(注)10月11日に書いた記事。 麦や雑穀の宣伝販売について書く前に、まず亡父が語っていた、このセリフから紹介したい。 「兵隊の生活はよかった。3度3度米の飯を食わせてくれたから。家では麦飯ばかりだった」。 そう! 大正13年生まれの父が若かった頃、小…

米の宣伝販売から考える〜ブランド米が人気だが、かつて白米は誰でも食べられるものではなかった。

(注)10月9日に書いた記事。 米の販売にまつわる話を続ける。 一世を風靡したテレビドラマ「おしん」の中に、こんなシーンがあった。大好きな祖母が危篤だと聞いたおしんは、奉公先から現在でいう「特別休暇」と米一斗をもらい、実家に帰る。祖母への見舞いの…

米の宣伝販売

(注)10月7日に書いた記事。 振り返れば、例年の今時分は、米の宣伝販売をよく請け負っていたものだった。新米のシーズンだからである。試食メニューは、塩さえつけないおにぎりが常。 新米は、1粒1粒がくっきりと立っていて、真珠のように艶やかな光沢がある…

かまどで炊くご飯

(注)10月6日に書いた記事。 昨日は5歳になる真ん中の孫の運動会。片道ざっと3時間をかけて大阪府へ。気温は高かったが、秋の大空のもと、かけっこに、ダンスに、器械体操に、日頃の頑張りを披露する子どもたちの声が園庭で炸裂した。 さて。 一昨日の記事で…

「魯山人の食卓」(北大路魯山人 著)

(注)10月4日に書いた記事。 書家、画家、篆刻家、陶芸家、料理家、、、と、さまざまな顔を持ち、おのおのの面で「美」に生きたマルチ芸術家、北大路魯山人の、これは「食」にまつわるエッセイ(1930年から53年にわたって書かれた)を集めた書。どの項も、いか…

加齢による運動量低下で、以前ほど体が塩分を求めなくなった?

(注)10月3日に書いた記事。 我が家でパスタを作る時は、水量に対して1%の塩量、わかりやすく述べるなら1ℓの水に10gの塩を入れて茹でるのが定番だった。 それが、ここ数年は、その分量では麺をしょっぱく感じるように。そこで0.7%に押さえていたのだが、昨晩…

加齢と塩分

(注)10月2日に書いた記事。 久方ぶりに、しそを使った和風パスタを作った。 パスタを茹でる時の塩の分量。家庭で作るには、水量に対して0.5%〜1%がベストとされていて、夫婦ともども酒飲みで明らかに甘味よりは塩味の方が好きな我家はずっと1%だったのだが、…

今日から10月〜血を浄化する戦い

(注)10月1日に書いた記事。 今日から10月。今年も残すところ3ヶ月だ。 先月、すなわち9月はストレスの多い月だった。コロナ・ワクチンをめぐって、夫と幾度となく激論を交わしたからだ。気が休まる時がなく、血圧は降圧剤を投薬されているにもかかわらず上昇…

料理と色彩感覚。

(注)9月22日に書いた記事。 納豆と麺類のコラボも数えきれないほど担当した。納豆うどん、納豆そうめん、納豆そば、納豆パスタ。いずれも好評だったが、特に人気があったのが、納豆そば。 これは、味が理由ではなく、納豆とそばとそばつゆの色調(トーン)が、…

納豆カレーからインドの豆カレーを考える。

(注)9月21日に書いた記事。 納豆のデモで印象に残っているのは他にもある。納豆カレーである。 何のことはない。出来上がったカレーに納豆を混ぜ込む(出来あがる直前に)だけ。ただ、デモンストレーション自体は、納豆を宣伝販売する目的で請け負った関係から…

右脳分野は国境を超えられるのに左脳分野は超えられないのは?

(注)9月20日に書いた記事。 一昨日の記事にも書いた。10年ほど前、舞鶴(京都府)でプレーンヨーグルトの宣伝販売を担当した時、お客さんの1人に、キムチの残り汁にプレーンヨーグルトを混ぜ込んで作る(好みで醤油や味噌を足してもOK)「キムチヨーグルトソース…

納豆サンドイッチ〜食の世界は奥深い。

(注)9月18日に書いた記事。 納豆のデモで印象に残っている試食メニューは、「キムチ納豆」の他には、「納豆サンドイッチ」がある。 これは、子どもに大受けした。作り方は簡単。タレと辛子を加えた納豆、ツナ、マヨネーズ、そしてみじん切りしたタマネギと小…

キムチ納豆から考える〜美味しいものに国境はない。

(注)9月18日に書いた記事。 納豆の宣伝販売は数限りなく担当してきた。試食メニューも、定番の「納豆ご飯」をはじめ、「納豆そば」「納豆とツナのサンドイッチ」「納豆トースト」「納豆の手巻き寿司」の他、めかぶと和えた「めかぶ納豆」、味噌汁の中に入れ…

味噌汁にマヨネーズ

(注)9月17日に書いた記事。 「息子の嫁さん、味噌汁にマヨネーズ入れんねん」初対面で、同業者ではあっても登録派遣元は別の私にそんな内輪のことを彼女が話したのは、きっと私が雑談の中で、「どんなにしんどい時でも味噌汁を飲むと私は元気が出る」と、明…

思い込み〜だしで洋風スープ。

(注)9月15日に書いた記事。 白だしをはじめとする液体だしの宣伝販売は、数え切れないほど担当してきた。その中で、忘れられないデモが1つ。キャベツとベーコンをメイン具材に作ったスープを試食として提供し「液体だしは和食料理に使うイメージが強いけれど…

だしのお話〜丁寧にとっただしは1番も2番もおいしい。

(注)9月14日に書いた記事。 振り返れば、デモンストレーター初仕事は、17年前の白だしを使ったお吸い物だった。 このデモを通じ、私は、粉末やパックタイプのだしは使ったことがあっても昆布なり鰹なりでイチからだしをとったことがない人がけっこういること…