あと10日くらいで67回目のバースデイを迎えるのだけれど、ぶっちゃけ、66歳になった昨年頃からとみに仕事に関する「気力」と「体力」のチグハグ感が増し、両方のバランスをとるのに苦しんだ1年間だった。 「キモチはもっと仕事をしたいし、出来る自信もある…
プライバシーがあるから輪郭だけ書こう。 親しくなった某店のパートさんに、こう打ち明けられたことがある。 「何のかんの言っても大学は行くにこしたことはないね。だって、うちの会社(そのスーパーをチェーン展開している企業)も、大卒は最初は現場にいて…
確定申告を済ませた後に感じる、あの独特の解放感と高揚感といったらない。「終わった。終わったよ! まだ陽は明るいけれど、さあ、乾杯しようや」と、毎年、愛用酒器にいいちこ(これしか飲めない)とレモン水をたっぷりと入れ、好きな音楽をバックに昼酒とし…
デモンストレーターになって2年目、すなわち「駆け出し」と呼ばれていた頃、主に大阪中部から北部のスーパーやデパートで広く見かけた、黒眼鏡の試食魔がいた。 デモを実施していると、黒眼鏡をかけ、カートにヘルメットを乗せた30代から40代の中肉中背の男…
「こんな人生もあるのだ」。 名前は忘れたけれど、某映画評論家が1973年公開の映画「パピヨン」のレビュー冒頭に書いた言葉。これを、そのまま、この本の冒頭に私的に捧げたい。 終戦翌年の1946年8月末期に群馬県に生まれた、著者、加村一馬氏。都市、田舎を…
先週末の土曜日は滋賀県中部にある24時間営業の総合スーパーで機能食のデモ。昨年からSNS上でも話題になっている、調理法も見た目も限りなくインスタントものに近いながら、肝心の味や栄養素もおろそかにしていない。つまり、簡単に作れるけれど、カラダのこ…
この日曜日の2月11日(建国記念日。祝日だ!)は、大阪府と奈良県の境目にある某市のスーパーで、煮卵のデモ。かなり苦戦したものの、完売した。「やったぁ」と、自分で自分をほめてやったね(自画自賛?)。 もっとも、その3日前の木曜日にも、奈良県に近い場…
ちょうど1週間前の今日は、滋賀県中部の近江八幡市にある大型店で、焼き芋のデモ。 大盛況で、面白いほど売れた。 焼き芋自体のデモは初めてだが、その原材料であるさつまいものデモは何度か体験している。 試食品は、レモン煮だったり、薩摩汁だったり、そ…
自身の銀行員生活を赤裸々にえがいた「はみ出し銀行マン」シリーズを書いた横田濱夫氏は、著書内で、こう書いている。 「野菜じゃないけど、あるんだよね、銀行員にも旬が」 ううむ、、、旬ねえ、、、。 「働き盛り」という言葉もあるからなるほどとも感じな…
私がまだ高校生から大学生だった頃、テロ組織による企業爆破事件が連続しておこり、その容疑者の1人とされていたS・Kらしき男性がこのほど亡くなったニュースは、本題をそれたある別の面でも、我々の口をあんぐり開けさせるにじゅうぶんなものだった。 それ…
1月23日の火曜日は、兵庫県伊丹市にある某駅前店で、人参ジュースのデモ。 現場に向かう行きの電車内は、通勤時間帯にあたることもあって、満員も満員、すし詰めだった。 四方八方から押されたり引っ張られたり。ほんの少しの身動きすら取れず、痛さと息苦し…
六条御息所ネタを続けよう。 源氏物語の現代語訳を完結させた作家の瀬戸内寂聴氏は、ある対談で語っていた。「私は、源氏にゆかりがある女性の中で、実はこの六条御息所が1番好きなんです。あんな嫉妬深い女のどこがいいのと聞かれそうですが、人間的、あま…
先ごろ急逝した八代亜紀のラスト盤「想い出通り」(5曲入りのマキシシングル。実質ミニアルバム)に、「六条御息所の恋」という歌がおさめられている。タイトル通り、源氏物語の主人公である光源氏の恋人の1人であった六条御息所の源氏に対する狂おしくも切な…
先だってのカップ飯での宣伝販売中におこった、ポット(エージェンシー送り込み)のトラブル。 お湯を注いで作るカップ飯は、当然ながらそのお湯を沸かすポットなり鍋なりが正常に機能しないと試食品も作れないから、本当に困ってしまった。 原因の1つは、やは…
(注)6年前の今日、書いた記事。 10日からの「大阪は南港発・韓国は釜山着」のクルージング。行きの船内で日本人は私一人だったことは、書いたよね。 おかげで、全くわからない韓国語が飛び交う中、望んでいた異邦人感覚を存分に味わうことが出来たのだが、そ…
昨日は大変だった。 滋賀県中部の大型スーパーで、お湯を注ぐだけで出来上がりとうたうカップ飯のデモを担当したのだが、試食品作りに必須のポット(エージェンシー送り込み)がトラブり、思うように試食が出せなかったからだ。 当然、売上はボロボロ。 送り込…
真冬の、陽が差さない日にありがちな、鉛のように重く冷たい空。 こんなもとでの寒気は強烈だね。 しんから温まるものが欲しくなる。 具体的には、汁物や鍋物、お粥や雑炊など。 そのお粥(レトルトタイプ)を、1月6日7日と宣伝販売している最中、試食したある…
2024年の初仕事は、1月6日7日の、大阪は岸和田市にあるローカルスーパーでの、中華風味のレトルトお粥。この手の試食作りは、最近ではレンジを使うことがほとんどだが、今回は湯煎方式で。 恐らく、メーカーはレンジの送料とデモンストレーターにグリル鍋を…
(注)6年前の2018年の明日、1月5日に書いた記事。 昨日の続き。 手がけたビジネスが成功し社会的には成功者だったもののプライベートでは好き放題に生き、奥さんや子どもたちからは心情的に見放されてしまった、同級生のお父さん。 当然、家族仲も良いとは言…
(注)6年前の今日、書いた記事。 昨日は、粉雪舞う中、我が家から片道40分弱かけ、ビブレ(ショッピングセンター)内にある大垣書店へ。 エンディングノートを買いに出かけたのだ。 こういう類いの書籍(書き込み形式ではあるが一応は書籍だ)は、それなりの規模…
(注)7年前、2017年の今日、書いた記事。 1月3日、初仕事。 恒例になった押し麦の宣伝販売で、大阪南部にある大手スーパーを訪れた。 「恒例になった」と、わさわざ書いたのは、毎年この日にこの商品を担当するのが、ここ数年来、特別な年(正月明けすぐの海外…
2024年が明けた。 我がセールストークの繰り返しになるが、今年は辰年。辰は龍。龍のように、上へ上へとのぼっていく年にしたいもの。この願をかけ、明日、夫と共に、我が家から徒歩20分強の距離にある神泉苑にお参りする。著名な貴船神社や八坂神社同様、こ…
今年の仕事納めは12月26日。現場に立っていて、つくづく感じたね、私はデモンストレーターという、この仕事が大好きだと。 そのことと関連あるのかどうか、体調や精神状態が悪くても、症状がよほどひどくない限りは、イザ売場に入れば自然にオシゴトモードに…
ガレージに 「ご自由にお持ち帰り下さい。以下云々」 との貼り紙と共に置いていた、羽子板についに引き取り手があらわれた。 めでたし。めでたし。 これは、38年前に生まれた娘が初めての正月を迎えた時、私の両親が贈ってくれたものだ。結婚した娘が女の子…
2023年の仕事納めは、(12月)26日、兵庫県は伊丹市内にある大型スーパー、イ◯ンで実施された機能食品のデモ。 この店には中華だしやら何やらの宣伝販売で数回来ているのだが、最後は確か2017年の初夏だったから、ざっと6年ぶりの訪問である。 「店舗従業員が…
さて。 実は、この2つも、我がガレージにて、欲しい方にお譲りすることにした。どちらも、1985年生まれの娘に、私の両親が贈ってくれたもの。それを、娘の娘、すなわち孫娘に、そのまま譲り渡したのだ(写真は、孫娘がゼロ歳の時のもの)。 1ヶ月ほど前だった…
こういう試みを、夫のアドバイスにより、自宅ガレージで始めた。 無料提供の本やDVDのほとんどは、ブックオフだとか古本市場だとか、それに近い媒体で買ったもの。 それでも、読み終わった、あるいは観終わった後も、他の方にじゅうぶん活用出来るのだ、、、…
連日、いろいろな土地でいろいろな店舗をまわり、いろいろな人に接しているうち、もしかすると、その地の高年層の有り様はそこの地を端的であれ現しているのかも知れないな、と思うようになった。 いわゆる「下流老人」と世間一般で定義されるお客さんが多い…
(注)2年前の今日、書いた記事。 お中元お歳暮についての話題を続ける。 ものの本によれば、「お中元は半年間お世話になったお礼も兼ねてのご挨拶」であり、「お歳暮は1年間お世話になったお礼も兼ねてのご挨拶」なんだそうな。よって、「恒久的に交流が続く…
日曜日は、某地域にある大型ショッピング・センター内でのスーパーで仕事。コロナ前は「アピタ」だった店名が、コロナが明けたら「ドン・キホーテ」に変わっていた。 店内に足を踏み入れるや「ん?」。試食品を作るべく準備を済ませて売場に立つや「ん? ん…