65歳以降のワークライフを考える。

あと10日くらいで67回目のバースデイを迎えるのだけれど、ぶっちゃけ、66歳になった昨年頃からとみに仕事に関する「気力」と「体力」のチグハグ感が増し、両方のバランスをとるのに苦しんだ1年間だった。

 

「キモチはもっと仕事をしたいし、出来る自信もあるし、状況的にもその方がいい。ところが、いざ仕事現場に立ってみるとカラダがいうことをきかないから、日にちも含め、労働を縮小せざるをえない」。

 

まあ、はたの方々は、
「行かなくてはならないところがあるから○ケ防止にもなるよ。そう思うたら?」
とか
「幅広く人と会う業務は社会勉強も兼ねているよ。勉強させてもらってお金ももらえて、愚痴たれたらアカン」
とか
「定年もなく、心身の健康をキープしていれば、70歳を過ぎても80歳を過ぎても働ける。ええやん。頑張り」
とか、いろいろとアドバイスを下さるんだが、うーん、残念ながら、我がシニアライフとしてのワークバランスが確立出来ているとは未だ言いがたい。

 

ただ、これだけはわかっている。
「今日は大阪府のA店、明日は奈良県のB店、明後日は滋賀県のC店に行ってね」
と、仕事発注元に依頼と指示をされる、こんな駒みたいな日々をいつまでも送っていてはいけない。
イスラエルの大物スパイだったウォルフガング・ロッツの職業体験記を読んでから、一段とそう感じるようになった。

 

ちなみに、ロッツが著書に掲載していた「スパイ適正診断」を試してみたところ、私は
「普通並みで、ほとんどの人がそう。身を入れて勤めれば、まずまずのスパイにはなれようぞ」
なるオコタエ。
これは、スパイ業務の実際の内容から推察して、資格や明確な専門性を要するのでなければ他の大半の仕事にも当たっているだろう。

 

そう! 私は、平凡でどこにでもいる、だけど働き続ける必要があるおばちゃん。
おばちゃんは、まだ当分のあいだ、試行錯誤しないといけないみたいだ。