細く長く働くため、勇気を持って、断る仕事は断る。

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さて、中池見湿地(福井県)で憧れのトノサマガエルに会い、里山気分も満喫してリラックスしたところで、あらためて昨日、今後のワークバランスについて考えた。

 


66歳になった現在。いくら20年のキャリアに裏打ちされた「慣れ」があるとは言え、体力面から、昔のような働き方はとても出来ない。

かつては10日や2週間の連続勤務は当たり前で、それも一昨日と昨日は甲賀市(滋賀県)、今日は周山(京都府)、明日は大阪市大正区、明後日は奈良市、なんて、大袈裟ではなく本当に近畿一円を周るレベルで現場を移動していたものだが、、、ああ、当時からすでにおばさんと呼ばれていた私でも、実はまだまだ若かったのだね、うん。

 


20年のうちに、学業を終えた娘は結婚して3人の子を持つワーキング・マザーとなり、夫の第二の仕事が軌道に乗ったこともあって夫の前職(ファッション関連の事業)で出来た借金も返し終わり、私もコロナ各種支援金を受けたおかげで疫禍の仕事減による収入減も最小限に食い止め、ホッと一息ついていたら夫のがんが発覚して手術入院し、、、ああ、これも、まるでジェットコースターで上がり下がりするみたいな変化で、そりゃ、こちらの状態や環境もそれに合わせないといけないわ。

 


そのために、大まかなワークルールを定めることにした。

 


具体的には、

 


1、交通時間が片道2時間を超える遠方の現場は1日限りとすること。ただし、荷物(グリル鍋や炊飯器、ポットなど)なしで業務が簡単な場合は、2日連続もあり。

 


2、3日以上連続は避ける。ただし、荷物なしで業務が簡単な場合は、交通時間が片道30分以内の超近場に限って3日連続もあり。

 


3、荷物持参の案件の連続は、2日まで。

 


などなど。

 


デモンストレーターという仕事は、健康であれば、基本、幾つになっても出来るし(事実、80歳を過ぎても働いている人が珍しくない)、育児や夫の転勤や介護など、当人を取り巻く状況にアレンジした働き方も可能。

何より、日々の生活や人生体験を業務にストレートに活かせられるなんて、素晴らしいじゃないの(反面、それがゆえに、諸々の問題点もあるのだけれど、ここでは、とりあえず横に置いておいて)!

 


大概の人間にとって、人生における最大の幸福は「快食・快眠・快便」であると勝手に解釈している。

そして、その次の幸福は「好きな仕事=天職(収入は敢えて度外視。これについては別の機会で)」に出会うことではなかろうか。

 


あくまで結果論とは言え、私はデモンストレーター業に就くことで、「快便・快眠・快便」も「天職」もかなえたんだもの。これからも、細く長く、仕事を続けていきたい。

それには、「勇気を持って、断る仕事は断る」ことが必要だ。

 


写真は、9年前の我がデモンストレーション風景。