字は、伸ばすところは伸ばし、はねるところははね、曲げるところは曲げて。

f:id:ellenyannyan:20210811090049j:image

(注)8月10日に書いた記事。

 

来年は必ずや業務復活するであろう、天職、デモンストレーター業。
来たる日に備え、昨日から、まずは「健康作り」をスタートさせた。


何のことはない。ウォーキングの時間を増やし(今は時期的に早朝に実践)、食事の内容にこれまで以上に気をつけ、睡眠の質を上げることを心がけるだけ。
もちろん、ストレスは極力ためないよう、留意する。


この最後の項目が、状況が状況だけに、非常に難しい。
諸般の理由があって、現在ではあまり明らかに出来ないのだけれど。


さて!
断じて自慢するわけではないが、10年以上も前、某社のヨーグルトの宣伝販売で書いた我が報告書のコピーが、もう1人のデモンストレーターのそれと共に「報告書のお手本」として、そこの会社の研修会に集まった各社デモンストレーターたちに配られたことがある。


もう1人のデモンストレーターの報告書コピーを見て、私は赤面。
試食数も売上数も私とは全く比べ物にならない。どちらも私の3倍近くだったのだ!
そりゃ店の規模や入荷数も数字に関係してくるよ。でも3倍だもんね!


それなのに、なぜ私の報告書が「お手本」だったの?
後で、知ったところによると、もう1人の報告書が「試飲数と売上数の目標」を提示するものだったのに対し、我が報告書の場合は「見やすさ」を提示するものだったとか。
つまり、読み手にすれば私が書いた報告書は一見しても非常にわかりやすかったと言うのだ。


「例えば、お客様のご意見コーナー。ほとんどのデモンストレーターは思いつくままダラダラと書いているのに、あなたは、まず良いご意見と表題をつけて箇条書きで書き、その後に悪いご意見とこれまた表題をつけてやはり箇条書きで書く。すごく読みやすいし、良し悪しを分けて記入してくれているから、読む方の頭にも入ってきやすいねん」。


はあ。特別なことをしているわけではないのに、ありがとうございます。


「しかも、特に大切と思える箇所には下に二重線を引いたり、書いた後につけた括弧の中で補注している」。


はい。こちらも、普段から手帳などに記入する時にはやっていることなんで、、、。


「それから、字がはっきりしている。特に数字。デモンストレーターによっては、1か7かわからないようなのがある」。


ううむ、、、。こちらは、広告制作の仕事をしていた時、看板や店頭POPを書くこともあったので、必然的にひとつひとつの字をきちんと書くようになった名残りだ。


まあ、レタリングを教えてくれた先輩からは、常々言われていましたね。
「字は、伸ばすところは伸ばし、はねるところははね、曲げるところは曲げて、丁寧に書こう」。


いや、待てよ。この「伸ばすところは伸ばし、はねるところははね、曲げるところは曲げて、きちんと丁寧に」は書くことの基本であるがゆえに、他の事柄にも当てはまるんじゃないかな。
きっと、デモンストレーター業務はもちろん、生きる姿勢そのものにも。


また新たに希望が見えてきた。


写真は、今日の朝散歩で撮ったもの。