デモンストレーター社会もネット化 その2

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デモンストレーター社会もネット化」の記事の続き。


乗り物チケットやクレジットカードの請求書、教科書や参考書の類いもペーパーレス化してきている現在(我が6歳の孫も端末タブレットで幼児用の通信教育を受けている)、デモンストレーション業務に付随する一連の事務作業もペーパーレス化=ネット化されていくのは、時代の流れ?


確かに、ペーパーレス化=ネット化が進むと、「デモを依頼するメーカー・デモを受けるデモンストレーター・その仲介をするデモンストレーター派遣会社」の三者との間の報連相がスムースかつスピーディになり、わけても派遣会社側は切手などの通信料の他に指示書を何部もコピーする費用も節約出来、しかも郵送とかファイリングとかの手間も省けるわなあ。

その浮いた金と時間で、事務員を減らすことが可能。人件費が浮くのだ。


実際に現場に立つデモンストレーターにしても、慣れたらペーパーレスの方が楽かも知れない。

報告書を手書きしているうちに手がだるくなってくることは、よくあるからねえ。

封筒に宛名を書いて切手を貼ってポストまで持って行かなくてもいいし。

ただ、あくまで「慣れれば」の話である。

一定の年齢に達するまでネットとは無縁な生活を送ってきた高年のデモンストレーターには、正直、ペーパーレスによる作業はハードルが高い。


ただ、デモンストレーターが担当する中には、尿漏れパンツや血糖値対策の健康茶のように、高年だからこそデモにふさわしいタイプの商品も多い。


また、セールストークには、デモンストレーターの生活歴やそこから培われたひととなりが、おのずとにじみ出てくるものだ。


一般にネットに弱いとされる高年デモンストレーター。それでも、彼女たちは必ず必要。

すべてペーパーレス化すれば、困るのはメーカーや派遣会社ではないかな。


写真は、JR能登川駅に置いてあった竹灯籠。

シュッシュッポッポはもう走っていないけれど、各駅停車でのノンビリ旅もいいなあと、基本的にはペーパー派の私は切に思うのだ。