仕事に大切なのは「意欲」と「専門性」。年齢は関係ない。

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(注)昨日に書いた記事。

 

先だって、我が拙ブログに「高年デモンストレーターにとって2年の空白は痛手だ」とタイトルをつけた記事を書いた。
事実、
「コロナで休んでいるうちに私は60代から70代になった。もう(派遣会社も)仕事、言うてけえへんワ。若い子にまわすやろ」
と想像し、悲観にくれている仕事仲間もいる。


確かに体力面では不利となろう。
そのことは百も承知で、宣伝販売の対象となる商品の中にはある程度の年齢を経ないと説明が難しいものもあるし特定分野の知識と人生経験が必要なものもある、と広く訴えたい。


例えば、尿漏れパッドなどは、絶対に高年者デモンストレーターの方が有利。主に中年以降の層を販売対象とし、実際に40歳より上の人が購入するケースがほとんどなので、若いデモンストレーターでは、商品が商品と言うこともあって「お客さんから見た信頼度」が弱くなってしまう可能性がある。


また、今月初めに夫がガン宣告を受けてから行くようになった自然食品店の宣伝販売も、知識に裏付けられた人生経験がある高年者デモンストレーターの方がいいはず。なぜなら、自然食品店に足を運ぶお客さんは、俗に想像される富裕層や意識高い系ばかりでなく、私や姉もそうだけれど、自分や家族が大病を患ったことがきっかけで通うようになったと言うタイプが案外といるのだ。
まして、
「私はあなたたち一般の人みたいに、値段で商品を選ぶタイプじゃないのよ」
などと、セレブかつインテリゲンチャかつナチュラル派を「気取る」人は皆無に近い(ブログをはじめとするSNSでは時折り見かけるが)。


すなわち、100人いれば100通りの人生があるのだ。お客さんが背負うおのおのの背景を商品を媒体とした会話の端々からつかみ取るには、販売するデモンストレーター側にもそれまでの生活史から得た相応の情報力と想像力と人間力が必要なのではないか。
なのに、、、単に年齢で切り分けてしまってよいものか。


ここのところ、デモンストレーターを雇用する側もデモンストレーションを発注するメーカー側も、しっかりと認識していただきたいと思う。
要は、仕事への「意欲」と「専門性」が何よりも大切で、これは年齢は関係ないと感じる。


写真は、真ん中の孫と1番下の孫。