アフター・コロナのデモンストレーションは?

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(注)5月26日に書いた記事。

 

アメリカなどではコロナワクチンの接種が進み、マスクなしの生活が戻りつつあるのに、日本は相変わらず。
しかも、6月20日までの緊急事態宣言延長。


それでも、いつかは必ずおさまるはず。
その時、私たちデモンストレーターの仕事状況は、どうなっているだろう?


幾度も繰り返しているように、デモンストレーションの業務そのものは、品種改良の野菜やらメーカーからの新商品やらがある限りはなくなることは絶対にないと確信している。
ただ、回数はコロナ以前よりは減るだろう、、、特にオーラルケア用品や防虫用品など、日用品を中心とした推奨販売の部門で。
なぜなら、現在普及しつつあるデジタルサイネージでのデモ光景を見た限り、商品のPR自体はあれで十分ではないかと感じるからだ。


もっとも、この日用品メインの推奨販売とて、完全になくなることはなく、一定数は残るはず。
と言うのは、デモンストレーターの仕事は、商品を宣伝して販売すること以外に、お客様=消費者の意向を聞き取るという面も含むので。
この側面は、デジタルサイネージでは出来ない。生身の人間でないとね。


プラス、これまた幾度となく繰り返しているけれど、研修や指示書送付や報告書書きなど、デモンストレーションに付随する諸々は徐々にデジタル化が進むだろう(介護業界でもヘルパーの1人1人にIDを振り当て、勤怠も含めた業務内容をWebで報告させているところがある。基本的にペーパーレス)。


となれば、仕事が暇な今の時期に一通りのネット技能を覚えて置いてソンはないよなあ、、、かつてMacが登場した時、その使い方をマスターしたおかげで業界に残ることが出来た印刷業者のように。


ぶっちゃけ、私も融通がきかないネットは苦手なので、気が重くなる予測ではある。


その憂鬱気分に襲われるたび、広告制作の仕事をしていた私は、半半世紀ほど前、現れたMacを懐疑的に見ているうちに世の動きに取り残されて仕事がなくなり、消えていった優秀なデザイナーやフィニッシュ・ワーカーや写植業者を思い出し、意識を新たにするのである。


写真は一番下の孫。