「高年者は薄味を好む」は本当か?〜煮卵の宣伝販売から考察する

f:id:ellenyannyan:20240215104617j:image

 

この日曜日の2月11日(建国記念日。祝日だ!)は、大阪府奈良県の境目にある某市のスーパーで、煮卵のデモ。
かなり苦戦したものの、完売した。
「やったぁ」
と、自分で自分をほめてやったね(自画自賛?)。


もっとも、その3日前の木曜日にも、奈良県に近い場所にある京都府内のスーパーで同じ内容のデモを行い、同じくしんどい思いをしつつ、「在庫は定番に2個だけ」の結果を得ていた。
つまり、売上の面では、両店舗はほとんど変わらなかったわけだ。


とは言え、試食されたお客様の反応はかなり違った。
その1つが、塩分に対する感知度である。


日曜日の店舗をA店、木曜日の店舗をB店とする。
A店のメイン客層は、家族ないし20代30代40代の単身者(店の隣に大学があることと関連しているかも)。
B店のメイン客層は、単身のお年寄り。


B店でデモをしていてお客様に度々言われた
「しょっぱいねえ(またはからいねえ)」
の声は、ここA店では、見事なまでに聞かれなかった。


ううむ、、、。
これって、メイン客層の年齢と関係ある?


一般に、人間(ひと)は加齢と比例して薄味を好むようになると、いつの頃からかまことしややかに言われており、現実にも塩気やこってり風味などの濃味を敬遠するお年寄りは多い。
ところが、舌上で味を感じるみらいなる機能は高年になると衰えてくるので、生物的本能からすると、むしろはっきりとした味(=濃味)を求める傾向が出てくるという。
それなのに、実際は逆。


ここで、またもや「ううむ」なのである。
この矛盾した実態は、もしかするの、ある種の刷り込みの結果なのかしら、、、「人は年齢を経ると高血圧など何かしらの生活習慣病になりやすい→その原因の1つに塩分や脂分の摂り過ぎがある→よって食事の味付けはあっさりと薄く」となり、それを実行しているうちに舌が慣れて味をキャッチする脳も納得する、という一連の流れで。


となれば、そもそもはアタマで食事をしているわけだから、トレーニング次第で人間は味覚をコントロール出来るようになる?


ううむ、、、。
ますますわからなくなってきたところへ、戦国時代の武将、織田信長の有名な逸話を思い出した(続く)。


写真は、フリー素材の煮卵のイラスト。
ラーメン屋においてあるような、黄身の部分をとろーりとしっとりと仕上げた煮卵を作るには、ちょっとしたコツが必要だ。