昨日は大変だった。
滋賀県中部の大型スーパーで、お湯を注ぐだけで出来上がりとうたうカップ飯のデモを担当したのだが、試食品作りに必須のポット(エージェンシー送り込み)がトラブり、思うように試食が出せなかったからだ。
当然、売上はボロボロ。
送り込みポットは国産の有名メーカーもの。にもかかわらず、なぜか第一回目からお湯がなかなか沸かず、
「あれ?」
と首をかしげたものだ。
疑惑は2回目のお湯沸かしで決定的になった。
ポット内の残量が少なくなったので水を足して再沸騰させたところ(温度は自動調節)、何分経っても赤ランプが「沸騰」ボタンの箇所に灯らない。第一回目に沸かしたお湯を保温していた時の「保温」ボタンのまま。
つまり、差し込んだコンセントから電気がポット側に流れていないのだ。
こういうケース、ポットでなくレンジでもグリル鍋でも、たまにあるのよ。大勢のデモンストレーターが、いろいろな店舗で、繰り返し使うからねえ、、、試食メニューによっては、それこそ1日中だ。
使用頻度も多ければ宅配で移動することも多く、電化製品は繊細なだけに、ほんの少しのことでいたんでしまうのかも知れない。
ただ、このようなアクシデントがあっても、ほとんどの店舗は、社員食堂や惣菜部門で使っている電化製品を貸してくれる。
それが、昨日の現場はダメだと言う。
「皆(店舗従業員)が使うものですし、わけてもポットは1つしかないのでね」。
入店直後の挨拶の反応、及びその後の流れからして、この発言は同店の売場担当者の個人的な意地悪ではなく、おそらくそこの店舗ルールなのだろう。
だとしても、ああ、困った、仕事が出来ないじゃないの!
デモ担当商品はお湯がないと作れないんだから!
まあ、デモと販売場所を提供している店舗側にすれば、
「電化製品のトラブルはそちら(メーカー側)の責任であり、管轄。われわれが何故われわれの電化製品を貸さないといけないのか。本当に必要なら買うのがスジじゃなくて?」
と、こんな発想になるのだろう。
実際、私も、派遣会社が送ってきたレンジが故障していて、そこの家電売場で買ったことがあるもんね、、、もう20年近く前の話だけれど(レンジ代はもちろん派遣会社持ち)。
再度。
こんなわけで、昨日の売上はボロボロ
とは言え、私の責任ではないやね。派遣会社もエージェンシーもメーカーも
「そんなわけなら仕方がありませんな」
と納得してくれているし。
写真は、問題のポットのマグネットタイプの差し込み部分。
錆びているよね。
電気がポットに来なかったのは、これが主な原因ではないかとみている。
帰宅してネット検索をかけたら、「電気接点復活剤」なるスプレーがホームセンターで売られているのだそうだ。