パプリカ〜現場に立つ者と管理する者との乖離

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振り返れば、コロナが全世界を襲う前まで、今頃の時期はしばしばパプリカのデモを担当したものだった。

そう、旬なのである、パプリカにとって6月から8月までは。

試食メニューは、サラダだったり、浅漬けだったり、マリネだったり、ソテーだったり、ラタトゥイユ(フランスはニース風の煮込み)だったり。

 


この中で、ダントツ人気だったのは、マリネ。

ポンポン試食が出て、ポンポン売れた。

 


もっとも、裏話がある。

 


この時は、試食皿をはじめとする備品、すなわちデモンストレーションに必要な資材は、派遣会社に案件をまわしたエージェンシー持ち。

これが、、、とんでもない見当違いのものを送ってきたのだ。

試食をつまむための爪楊枝はまだ理解出来る。

問題はその試食を盛る器に、大皿を送ってきていたこと。

 


すなわち、エージェンシーにすれば、こういうことだ。

「大皿にパプリカやトマトや玉ねぎを使ったマリネを作って、そこから爪楊枝でお客様に取ってもらって」。

 


ね? 驚くでしょう?

素人判断からしてもわかるよね、そのやり方の不衛生さ。

 


結局、私が念の為(届いているはずの試食キットが見つからないとか試食が出過ぎて試食皿やフォークが足りなくなった時に備える)用に持っていっていた小皿とフォークを使った。

 


この点からして、仕事を出す者と、派遣会社という仲介を受けて現場に立つ者との乖離と言うか、コミュニケーション不足がわかるね。

 


悲しいかな。

これは、たびたびおこっていることなのだ。