初仕事に感じたもろもろ。

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2024年の初仕事は、1月6日7日の、大阪は岸和田市にあるローカルスーパーでの、中華風味のレトルトお粥。
この手の試食作りは、最近ではレンジを使うことがほとんどだが、今回は湯煎方式で。


恐らく、メーカーはレンジの送料とデモンストレーターにグリル鍋を持参させる際につける荷物手当を天秤にかけ、決めたのだろう。


レトルト食品とくれば、
「あらぁ簡単じゃないの。既に出来上がったものを温めて(お客様に)提供したらいいだけだから」
との声が、どこからか聞こえてきそう。
確かに当たっている。お粥に限らず、カレーでもシチューでも惣菜でもね。
ただ、それなりの、いや、それがゆえの難しさもないわけではない。
特に、湯煎方式はね。


湯煎そのものはバックヤードの試食調理室か従業員休憩室で行う(売場で行うとお湯が跳ねて危険なため)。それをスープジャーに入れて売場に運び、試食カップに注いでお客様におすすめするのだが、デモ場所によっては近場から冷気が押し寄せてくることもあり、そんなケースではパッパッと試食が出ないと、いくらスープジャーに保温性があるといっても段々ぬるくなるし、そうなると風味も落ちるし(いくら冷めても美味しいとメーカーがうたっていても、実際はぬるいおかゆなんてマズいよね)。
つまり、試食のタイミングに、けっこう気を使うのだ。


今回、両日とも、デモ開始前に立てた売上目標を、紆余屈折ありながらも最終的には達成できた。
いつもこう。どうこう言っても目標を達成できなかったことは、滅多にない。
意識しなくても、そこに気持ちが集中していることに加え、そんな姿勢にお客様や店舗従業員さんの共感、さらに運をも呼び込んでいるのだろう。


成せばなる、は本当だ。
幾度となく繰り返す。
私は、この仕事が大好きだ。


写真は、仕事を終えた後に写したもの。
この岸和田商店街を抜けたところに、今回の現場はある。