#食べ物

現代人は砂糖を摂りすぎている?

「砂糖厳禁(蜂蜜や麹甘酒などの代替品はもちろん、果糖があるから果物もダメ)」の夫の治療食がスタート。 糖分なしなんて、炒め物や焼き物、蒸し物などはわかるが、煮物はなあ、、、。 まあ、やるっきゃないというわけで、煮物系料理の第一作目として、試行…

山菜もアクを抜かない〜アクも風味のうち

3月22日に大腸検査を受けた結果、肛門近くに多くのポリープがみとめられた夫の最終報告が、今日ある。すなわち、良性か、悪性(ガン)か。 夫は、悪性だと判明したら、治癒率95%と言うガン患者の会に加入し、徹底した玄米菜食をすると語る。 もう本人に任せよ…

週1ヴィーガン

「週Iヴィーガン」実施3回目。とある1点を除けば、快適そのもの。ま、もともとタンパク質は乳製品と卵があれば満足なタイプだったこととも関係あるんだろうけれど(これに、たまの寿司や造り、大衆魚の煮付や焼物があればさらに満足)、あまりに調子がいいので…

日本人が好む米は、「ふっくら」「もっちり」「しっとり」の湿潤3要素が含まれる。

恐らく甘いスパイスが効いたチリ産赤ワインの効能もあっただろう。昨日の午後と夜は熟睡することが出来、2日間の寝不足からくる頭痛と倦怠はどこへやら。さわやかな朝を迎え、クリアリーな脳も取り戻した。 ここへきて、あらためてみとめた。「3月2日に宣伝…

幸せだな、小さなことだけれど。

我が京都市には、区域によっては、未だラッパを鳴らしながら豆腐を行商して回るおっちゃんがいる。この豆腐が、もう感動的な美味しさなの。豆そのもののコクが違うのだ。 感動的な美味しさと言えば、数年前、大阪南部の漁師町で仕事をした帰り、最寄駅に向か…

ヴィーガン食って、けっこうおなかがすくのね。

昨日の消化不良による胃痛(攣るのだから並の痛さではない)の後遺症が残ったまま、さあ、「週Iだけヴィーガン」(業界?用語では、パートタイムヴィーガンとも言うらしい)スタート。 豆乳、昆布と椎茸で出汁をとった味噌汁(具は人参、あげ、椎茸、えのき茸、わ…

週に1日はビーガン

ワンシーズンに1度の割で訪れる腹痛に悩まされた1日だった。 吐瀉物の内容から、単なる消化不良であることは、以前から明白。 ただ、痛みは「単なる」を超える。 胃が攣っているのが、はっきりわかる。 攣るたび、脂汗が出るほどの痛みが襲う。 おさまってか…

お客さんとのやりとりの中で「郷土料理」に触れるのも「旅」だ。

一昨日に書いた記事で「旅の楽しさの醍醐味が非日常なら、業務を通じて直に地元の人と触れ合うことが出来る宣伝販売の仕事は、立派に旅だ」と書いた。 それを実感出来るのが、お客さんとのトークの中で、そこの土地ならではの料理、すなわち郷土料理について…

無題

(注)11月14日に書いた記事。 昨日の記事で、一般に今時分に食べられる栗ご飯や芋ご飯は、もとは米の不足分を補うために考案された、と書いた。そして、栗や芋だけではない、米以外の雑穀や野菜や乾物などを炊き込んだ、俗にいう「かてご飯」もそうだと。 か…

栗や芋の炊き込みご飯のデモから〜庶民の知恵と底力。

(注)10月13日に書いた記事。 毎年のように、8月も20日を過ぎた頃には栗ご飯のもとの宣伝販売を請け負い、その度にささやかながら季節の変動を感じていたものだった。「陽射しはまだまだきついけれど、秋は日一日と近づいているんだなあ」と。 9月に入り、日…

麦や雑穀の宣伝販売から〜「貧乏人は麦を食え」だって?

(注)10月11日に書いた記事。 麦や雑穀の宣伝販売について書く前に、まず亡父が語っていた、このセリフから紹介したい。 「兵隊の生活はよかった。3度3度米の飯を食わせてくれたから。家では麦飯ばかりだった」。 そう! 大正13年生まれの父が若かった頃、小…

米の宣伝販売から考える〜ブランド米が人気だが、かつて白米は誰でも食べられるものではなかった。

(注)10月9日に書いた記事。 米の販売にまつわる話を続ける。 一世を風靡したテレビドラマ「おしん」の中に、こんなシーンがあった。大好きな祖母が危篤だと聞いたおしんは、奉公先から現在でいう「特別休暇」と米一斗をもらい、実家に帰る。祖母への見舞いの…

かまどで炊くご飯

(注)10月6日に書いた記事。 昨日は5歳になる真ん中の孫の運動会。片道ざっと3時間をかけて大阪府へ。気温は高かったが、秋の大空のもと、かけっこに、ダンスに、器械体操に、日頃の頑張りを披露する子どもたちの声が園庭で炸裂した。 さて。 一昨日の記事で…

「魯山人の食卓」(北大路魯山人 著)

(注)10月4日に書いた記事。 書家、画家、篆刻家、陶芸家、料理家、、、と、さまざまな顔を持ち、おのおのの面で「美」に生きたマルチ芸術家、北大路魯山人の、これは「食」にまつわるエッセイ(1930年から53年にわたって書かれた)を集めた書。どの項も、いか…

加齢による運動量低下で、以前ほど体が塩分を求めなくなった?

(注)10月3日に書いた記事。 我が家でパスタを作る時は、水量に対して1%の塩量、わかりやすく述べるなら1ℓの水に10gの塩を入れて茹でるのが定番だった。 それが、ここ数年は、その分量では麺をしょっぱく感じるように。そこで0.7%に押さえていたのだが、昨晩…

料理と色彩感覚。

(注)9月22日に書いた記事。 納豆と麺類のコラボも数えきれないほど担当した。納豆うどん、納豆そうめん、納豆そば、納豆パスタ。いずれも好評だったが、特に人気があったのが、納豆そば。 これは、味が理由ではなく、納豆とそばとそばつゆの色調(トーン)が、…

納豆カレーからインドの豆カレーを考える。

(注)9月21日に書いた記事。 納豆のデモで印象に残っているのは他にもある。納豆カレーである。 何のことはない。出来上がったカレーに納豆を混ぜ込む(出来あがる直前に)だけ。ただ、デモンストレーション自体は、納豆を宣伝販売する目的で請け負った関係から…

右脳分野は国境を超えられるのに左脳分野は超えられないのは?

(注)9月20日に書いた記事。 一昨日の記事にも書いた。10年ほど前、舞鶴(京都府)でプレーンヨーグルトの宣伝販売を担当した時、お客さんの1人に、キムチの残り汁にプレーンヨーグルトを混ぜ込んで作る(好みで醤油や味噌を足してもOK)「キムチヨーグルトソース…

納豆サンドイッチ〜食の世界は奥深い。

(注)9月18日に書いた記事。 納豆のデモで印象に残っている試食メニューは、「キムチ納豆」の他には、「納豆サンドイッチ」がある。 これは、子どもに大受けした。作り方は簡単。タレと辛子を加えた納豆、ツナ、マヨネーズ、そしてみじん切りしたタマネギと小…

キムチ納豆から考える〜美味しいものに国境はない。

(注)9月18日に書いた記事。 納豆の宣伝販売は数限りなく担当してきた。試食メニューも、定番の「納豆ご飯」をはじめ、「納豆そば」「納豆とツナのサンドイッチ」「納豆トースト」「納豆の手巻き寿司」の他、めかぶと和えた「めかぶ納豆」、味噌汁の中に入れ…

味噌汁にマヨネーズ

(注)9月17日に書いた記事。 「息子の嫁さん、味噌汁にマヨネーズ入れんねん」初対面で、同業者ではあっても登録派遣元は別の私にそんな内輪のことを彼女が話したのは、きっと私が雑談の中で、「どんなにしんどい時でも味噌汁を飲むと私は元気が出る」と、明…

思い込み〜だしで洋風スープ。

(注)9月15日に書いた記事。 白だしをはじめとする液体だしの宣伝販売は、数え切れないほど担当してきた。その中で、忘れられないデモが1つ。キャベツとベーコンをメイン具材に作ったスープを試食として提供し「液体だしは和食料理に使うイメージが強いけれど…

だしのお話〜丁寧にとっただしは1番も2番もおいしい。

(注)9月14日に書いた記事。 振り返れば、デモンストレーター初仕事は、17年前の白だしを使ったお吸い物だった。 このデモを通じ、私は、粉末やパックタイプのだしは使ったことがあっても昆布なり鰹なりでイチからだしをとったことがない人がけっこういること…

1番だしをとる。たちのぼる香りに、シアワセ!

(注)9月5日に書いた記事。 フェイスブックで友だちになっている外国の人に 「わかめのお吸い物の作り方を教えて」 と言われた。 彼、日本食が大好きなのね。 「いつか、高野山に行きたい」 と、以前に語っていた。 ダイレクトメッセージで詳細に質問したとこ…

豆腐ハンバーグ

(注)6月30日に書いた記事。 2日連続勤務の初日が終わった。 明日は大阪南部に行く。 ところで、この前から豆腐バーグ(豆腐のハンバーグ)にはまっているのだけれど、どうもうまく出来ない。 何がって? 成形ですよ。 味はいいのに、残念だな。 豆腐の水切りに…

自分が興味のある分野から食にアプローチ

(注)2月23日に書いた記事。 アリス・ウォーカー原作「カラー・パープル」を35年ぶりに読み返している。 スピルバーグ監督の手によって映画化もされたこの小説の概要は広く知られているのでここでは割愛するとして、作中にしばしば登場する、バターミルクだと…

「お料理イマイチ」となげく方、最初はレシピ通りに。

(注)2月22日に書いた記事。 先だっての記事で、仕事がら「私、お料理はどうもイマイチで」と語る女性にちょくちょく会ってきた、と書いた。そして、本当にそうなのかと言うと、その大半は必ずしも当てはまらず、「刷り込み」の部分もかなりあると。 私の体験…

料理を作ることも、義務化されたらつまらなくなる。

(注)2月19日に書いた記事。 昨日の我が記事で「料理に時に実験的要素を加えたら、毎日の台所仕事も楽しくなる」と書いた。なぜなら、「実験」は非日常。ある意味で「遊び」だからだ。 遊びは、こちらから主体的に取り組むもの。ならばこそ、もっと具体的に述…

試食メニューの予行演習も「料理」というより「実験」。

(注)2月18日に書いた記事。 ある中華系調味料をデモしていた時、試食されたお客様の1人にこう尋ねられたことがある。「おねえさん、うまいこと、作りはるなあ。これ、家で練習しはったん?」「はい。二度ばかり」「やっぱり! と言うのは、ウチもこの仕事、…

人生は執念〜宇多田ヒカル「パクチーの歌」から始まって

宇多田ヒカル作詞作曲「パクチーの歌」を聞いた。 これは、宇多田ヒカル自身が、「鍋にもカレーにも入れる」ほどパクチーが好きだという、単にそれだけの理由で作ったとか。冒頭のセリフに続く「パク、パク、パクチー」の呟きからしてちょっと不思議な雰囲気…