昔は、みんな、自然主義でオーガニックな暮らしをしていた。

f:id:ellenyannyan:20220519091307j:image

先だっての記事で、

自然主義やオーガニックは、それ自体は決して悪いことではないのに、露出が過剰と言うか周囲にアピールし過ぎると、SNSでもアナログでもウザいと敬遠されてしまう」

と書いた。

その流れで

「どうしてそう思われてしまうのか?」


との疑問提起も。

 


あくまで私論だけれど、

「私は自然主義者で、食べ物はもちろん衣類も他の日用品も全部オーガニックよ」

と、「ことさらに」吹聴する人は、どこか押し付けがましい面があり、そこがウザいとされるのだと思う。

「私はこんないいことをしているし、こちら方面の知識や情報も豊富。何も知らないあなたたちに教えてあげているのよ。あなたたちも私みたいにすべき」

と、こんな感じで。


その言動の端々には、ねじれた優越感によるマウント取りが見え隠れし、接する者を一段と不快な気分にさせる。

「あなたの考えや行いはとても素晴らしいし、認めるけれど、人それぞれだよ」。

こう言い返したくなる人も多いのではないか。

 


もっとも、ママ友なら、まだましかも。身近な存在、仮に姑がこのタイプなら、お嫁さんはやってられんやね。恐らく顔を合わすたびに、食事内容やら何やらをチェックされ、

「◯子さん、あなた、うちの息子や孫に添加物だらけのこんなものを食べさせているの?」

などと、ネチネチとやられることだろう。

 


YouTubeに、子どもにもヴィーガン(完全菜食)を強要している母親を取り上げた動画があった。

動画によると、この母親はカナダ留学中に環境問題や動物福祉に関心を持ったことがきっかけでヴィーガンに行き着いたのだが、その結果が、子どもの栄養失調では、冗談にも笑えんやね。

しかも、母親自身は、実は隣町にまで行って(こっそりと)マクドナルドに入っていた、なんて、こちらは大笑いやね。

 

https://www.youtube.com/channel/UCKQhPX23NjsO... youtu.be
 


どんなによい主義や習慣、生活様式でも、行き過ぎると「排他」につながり、やがて「差別」に拡大する。

 


それに、自然主義とかオーガニックとか喧伝しなくても、昔は好むと好まざるにかかわらす人間はみんな自然主義でオーガニックな暮らしをしていたのだし、野菜だって、例えば大根が畑から引き抜かれる時には

「痛いよー。残酷なことしないでよ」

と、泣き叫んでいるかもよ。

 


写真は、1番下の孫が赤ちゃんだった時に写したもの。