(注)6月6日に書いた記事。
試食があった頃、我々デモンストレーターにとって困ったことの1つに、材料、主に調味料などの分量を、「カップ◯杯」だとか「□□大さじ半」だとかの具体的な数値でなく、「適当に」だの「気持ちだけ」だの、曖昧な語句を多用したレシピをよこすクライアントがいたことがある。つまり、現場に立つ者に味付けを丸投げしているのだ。
これと同じことを、マクロビやヴィーガンをはじめとした自然食を扱う料理家に感じることがある。
ああいう方は、おおむね、料理は得意というか、自分の舌に大いなる自信を持っておられる?
レシピを拝見すると、やはり、通常料理のそれに比べ、スカスカでユルユルのものが多いのよ。
世の中、料理が得意な人オンリーではない。
同じく、自分の舌に自信があるタイプばかりでもない。
しかも!
自然食料理を試す人の中には、重篤な病を患う家族のケアを担う人もおり、そのための時間と労力に配慮する意味合いからも、なるべく「効率的に」治療食を作りたい人もいる。
そこいらの点も考慮して欲しいと願う。