美味しいもの食べて笑てや。

今日は、大阪の某商店街の中にあるスーパーで、オイスターソースのデモ。
店側が値下げしてくれていたので、よく売れた。

このオイスターソースを輸入販売しているメーカーは、かなりの頻度で、調味料を何種類も使う手間のかかるレシピを試食メニューとして指定してくる。

よって、ここの仕事を敬遠している同業者もいるが、私の体験では大変な思いをしたぶん返ってくるものも必ずあるから、そんな人は
「もったいないことをしているなあ」
と感じる。

調理が簡単でない案件を受けると、現場に立つまでに試食メニューの予行演習をするのが、私たちデモンストレーターの間での「暗黙の常識」。
強制されているわけではないけれど、皆、作り慣れていない料理をレシピだけを頼りにぶっつけ本番で作る無謀さを知っているから、事前に練習しておこうということになるのだ。

レシピはレシピだよ。実際に作って自分の舌で確かめないとわからないことも多いのが、料理というヤツ。
レシピ通りに作ってみると、想像していた味と違うことはよくあるからねえ。
そんな場合は、計量カップや計量スプーン、時にはスケール(計り)やキッチンタイマーまで動員して調整をする。
調整は一度ですむケースもあれば、二度三度と繰り返されるケースも。

そうこうしているうち、自分でもナットクの味に必ず行きつく。
その時の達成感ときたら!
さらに、本番でそれをお客様に試食してもらい、
「美味しーい」
の言葉と共に返ってくる笑顔を見た時の嬉しさときたら!

食に携わる人なら、この気持ちは心底わかっていただけると思う。

写真は、今日の現場近くにあった弁当屋兼総菜屋。
コンセプトは、看板に書いてある通り。
経営者のお客さんへのメッセージが伝わってくるね。

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