すわっ、凍傷か?

今日は、大阪市の某スーパーで、こんにゃくゼリーをクラッシュ(砕く)してジュレで包み込んだゲル状の生菓子のデモ。

通常のこんにゃくゼリーのようなもちもちした弾力はないものの、プルルンとしたゆるやかな触感があり、ジューシーでさわやかな味が特徴で、特に子どもと女性に人気(どうこう言っても女性は自分の体型に敏感。プラス、男性に比べ便秘気味の人が多い)。

さらに、低カロリーで食物繊維も豊富とあって、消費者庁からトクホ(特定保健用食品)のお墨付きももらっている。

このこんにゃく生菓子。デモする側にすれば、割と販売しやすい商品の一つながら、冷やして試食提供しないといけないので絶えず氷に触れることになり、私のような末端冷え性の人間にはそこが辛い。
衛生手袋をしていても、冷たさは感じるからね。

今日も、早くも11時半頃には左手全体がしびれ出した。
中でも、人差し指はひどく、指自体が氷のように。ついには、全く感覚がなくなった。

想像していただけるだろうか。
自分の指なのに、しびれた部分だけが、触れてもこすってもコンコンと叩いても、全く何も感じない。棒か石か何かになってしまった感じなのだ。

「まさか、これ、凍傷じゃないでしょうね?」

口実を見つけ、店の食堂に行き、水道の湯の方の蛇口をひねり、その指にかける。
変化なし。
我が指、相変わらず、全く全く全く、何も感じない。

休憩時間に入り、誰もいない食堂で、私は流しに左手人差し指を置いてお湯をかけ続けた。
時おり、もみほぐすみたいにマッサージ。
少しずつ少しずつ、感覚が戻ってきた。

「よかった! 凍傷じゃなかったんだ!」

ほっとしたところで、また売り場に戻り、弁当コーナーで昼食を。
一緒に買い求めたペットボトルのお茶のボディに、愛おしむように元に戻りつつあった指を当て続けた。
完全に感覚を取り戻すためには、それから30分近くを要したけれど。

写真は、現場の駐車場で写したもの。
木々は芽吹き、花々は可憐に咲き、日一日と春めいてくるこの頃。

なのに、私の末端冷え性は、まだまだ冬の時と同じだ。

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