手作りは自分が楽しんでこそ。

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特別な場合をのぞき、毎水曜日には、自然食品店の通販サイトから無農薬野菜のセットが届く。

今回は、大根やミズナ、ゴボウの他、トマトが入っていた。

よし、これでケチャップを作ろう。

 


ケチャップは、トマトの他、玉ねぎ、ニンニク、酢、砂糖、塩胡椒、ローリエがあれば作れる。

 


手作りケチャップは美味しいよ。

新年早々、おせちに飽きた頃、バジルソースを手作りしたが(松の実の代わりにクルミを使った)、その香りと美味しさに大感動。

市販のバジルソースが、がぜん人工的な味に思えてきたものだ。

 


いや、バジルソースばかりでない。

夫の罹患以来、他のソースもポン酢もドレッシングもつゆもタレも、その大半を手作りするようになった現在、市販品の味に妙な不自然感を覚えるようになった、、、そう、まさしく人工的な味である。

 


ただ、この一連の手作り。

私自身は、大好きな理科の実験をしている気分で楽しんでいる。

これが、仮に強制された行為だったら、非常に苦痛だろうね。

 


この世には、数年前ツィートで拡散された、あの「ポテサラじいさん」のように、

「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」

と、赤の他人の生活に、説教めいた余計な介入をする人間が、往々にして存在するものである。

 


彼らの頭にあるのは「Shoud」(べき)と「Have to」(ねばならぬ)思考。

これは、恐ろしいくらいに正義感なり常識なりをセットとして展開されるから、こちらはまともに取り合ったら為すすべもない。

 


人間はリラックスしている時こそ実力を発揮出来るのだとの記事を依然にかいたけれど、これは、楽しいことをしている時にも通じるよ。

 


アナウンサーの木元敦子が、共働き時代、仕事から帰って食事の準備をしている時、

「もうイヤっ」

と、玉ねぎを切っている最中にブチ切れたら、上の息子さんに

「ママがイライラしながら作ったものなんか食べたくない。僕たちはママがニコニコして作ったのなら、インスタントラーメンでもいいんだ」

と言われてハッとしたそうだが、うーん、そうなんだよな。

 


真面目な日本人。もっと、人生を良い意味でルーズにアレンジしていい!

 


写真は、1番下の孫。