療養者がいる家庭に、やりくり記事は参考にならない。

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値上がり続出の昨今。それを反映してか、ネット上の主婦向けサイトには
「食費〇〇円で1ヶ月やりくりする方法」
なんて記事がさかんに載っている。


ぶっちゃけ、低所得層の我が家も、その中身には大いに、いや、状況が状況だけに、「大いに」をはるかに超えて興味がある。
とは言え、療養しないといけない家族を抱えている環境においては、残念ながらほとんど参考にならない。


基本、無農薬、無添加、かつグルテンフリー。
所得そのものが高くない我が家に、この縛りでは、必然的にエンゲル係数は高くなる。いや、別にオーガニック何たらにこだわっているわけではなく、まして自然派を気取っているつもりは毛頭なく、まさにイノチがかかっているからそうしているだけなんだけど。


もっとも、コンソメなど各種の出汁もぽん酢もドレッシングも手作りするようになって感じた。
「基本素材さえしっかりしたものを使えば作るのにさほどコストがかかるものではない」
とね。


としたら、やはり私のやり方に問題があるわけで、工夫の余地あり?


ただ、スープ1つとっても、夫のために
「玉ねぎをしんなりするまで炒め、輪切りした人参なりさつまいもなりゴボウなりの根野菜を加え、ベジブロス(野菜の皮や根など、本来なら捨てる部分を煮つめて作ったスープ)で30分煮、冷ました後にミキサーにかけてなめらかにし、プラスした豆乳と共に再度温め、必要に応じて塩胡椒(私の体験ではほとんどない。ベジブロスが出す野菜本来の美味しさで十分)」
の方式で作り続けてきたのを私も飲んでいたら、それまで時折り飲んでいた市販のスープが、リキッドにしろ粉末にしろ、何となくではあるものの人工的な味に感じられてきた。


いや、「何となく」ではないのだろう。市販スープは原材料以外に、防腐や利益のため、様々な要素をプラスしていて、そのぶん、「本来の味」を犠牲にしている部分もあるのだろう。


もっとも、スープを1から作るのは、忙しい世帯には無理だしな、、、。


写真は、京都御苑にて。