手作りは、作る方が楽しんでこそ!

f:id:ellenyannyan:20200209223925j:image

 

昨日の手作りネタをもう少し。


子どもに手作りのものを与えることは、まずは、理屈抜きで素晴らしい。
手作り弁当。手作りおやつ。手作りバッグ。手作りリュック。
どれもこれも、子どもにとっては、その出来栄え云々に関係なく嬉しいものだ。


とは言え、「手作り」を絶対視してはいけないよなあ、、、。
まして、それを自分以外の誰かに強要するなんて。


アナウンサーにしてエッセイストの木元教子氏が婦人雑誌に寄せた記事に、こんな体験談があった。


その日、仕事から帰った木元氏は、食事を作るべく玉ねぎを刻んでいた。ご主人と2人の息子さんはテレビに夢中。
疲れからプチ切れた木元氏は、思わず
「もうイヤ!」
と叫び、包丁を投げ出してしまった。


そんな木元氏に息子さんは言ったのだ。
「ママがイライラしながら作ったものなんか、食べたくないよ。インスタントラーメンでもいいから、ママが楽しく作ったものを食べたい」。


これなんだよね。
手作り弁当にしろ手作りおやつにしろ手作りバッグにしろ、まず自分がそのことを楽しまないと、手作りされた子どもも本当にはハッピーにならない。
「手作り」の幻想に惑わされ、無理をしないことが大切だ。


手作り出来なくてお金を出して買ったとしても、それで子どもへの愛情が不足しているわけではないのだから。


写真は、まいど、我が娘と孫たち。