明日から三日連続で仕事。
明日と明後日はイトーヨーカ堂六地蔵店。
月曜日は関西スーパー河内磐船店。
いずれもミツカンの仕事。
「わっ。お仕事続々でよろしいですねえ」
と単純に言えない理由がある。
ご存知、立替金。
知り合いのベテランマネキンのおばちゃんが嘆いていた。
「ギャラが入っても次の仕事の立替金で消えてしまう」
そうなのよねー。
けっきょくその月の純利益がいくらなのか、わからなくなってしまうのだ。
「そんなん、立替金を、仮に30万なり50万なり貯めておけば済む話やん」
とおっしゃる方もいるかも知れない。
でも、考えて欲しい。
お金に余裕のある人が、こういう、資格も特技も学歴も年齢も関係ない、それがゆえに「日給」で
働く仕事に、就くと思いますか?
経済的ゆとりがあり、「報酬」ではなく「生き甲斐」を優先する人は、何と言うか、もっと「知的」
で「響きのいい」お仕事を選びますわよ。
例えば、カルチャー教室の受付とか、出来高制のフリー編集者とか、お菓子教室のアシスタントとかね。
すべての人に頭を下げまくり、何かあったら
「私が悪うござんした」
と、屈辱すらも呑み込んで土下座せにゃならぬ「弱者」のマネキンに、なるもんかね。
個人がどうほざいたところで「愚痴」「ぼやき」と見なされるだけ。
時おり、真剣に思う。
時給800円でも、立替金のないパートの方が、よほど借金を返せるかなあと。
来年六月の貸金法改正を前に、貯金に励む日々。
高額の立替金が都合つかず、クレジットを頻繁に使ったりキャッシングをしている人、我々の業界では珍しくない。
でも、この法律が施行されたら、借金が出来なくなる。
お金を貯めておかないとね。