出会いはギフト

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フェイスブックで再びつながったスロベニアの男の子とネット上で
トークのキャッチボールをしていて、
あらためて感じたね。
「出会いはギフトだ。人も、土地も、モノも」
もちろん、仕事も。

きっかけは、
「あなた、僕が送ったメールを読んだ?」
と、彼が問い合わせてきたこと。

こういう行為。やっぱり外国人だなと思う。
日本人なら、遠慮して尋ねないでしょ。
変に勘ぐって、そのうち疎遠となり、切れてしまう。

彼からのメールは確かに受け取り、返信したのだけれど、
何らかの原因で、受信トレイに残っていなかったらしい。
よくあるのよ。
これだけDMが増えた昨今。
うっかりして大切な私信までも破棄してしまうこと。

メールの内容はプライバシーがあるから明かすことは出来ない。
ただ、これだけは。

何もない人生などない。
痛みを抱えていない人などいない。
接客も、ここのところを、ようく踏まえないと。

三年ほど前からか。
私は、担当商品ばかりでなく、
赴く店舗がある町を入念に調べるようになった。
地形、気候、簡単な歴史、特産物、名所など。
これをすると、お客さんに対する目線が変わるよ。
ぐっと親しみが出てくるのだ。

例えば、今回出かけた、京都内陸部の南丹市にある園部。
ここには、伝統工芸師を養成する有名な学校がある。
また、二つ手前の八木には、かの男前豆腐の本社がある。
この程度の知識でも、頭に入れておけば、
お客さんや店の従業員さんとの対話のネタになり、
「あら、あなた、薗部のこと、よく知っているね」
と、好感を持ってもらえる。

まずは相手のことを知る。
そのためには、ある程度の事前準備が必要。
事前準備に労力を惜しんではいけない。

写真はJR園部駅前の風景。
マイナス7度のからからに乾いた大気。
肌を刺す怜悧な風に頬が真っ赤になった。