これには、わけがある。
仕事が詰まって身体的に疲労していたところへ岡山での葬式が二つ
あり、京都に帰って来るや風邪をひき、結膜炎にもかかってしまっ
た。
治ったと思ったら寒気の強い場所への派遣が連続。
お定まりの腰痛再発。
Wi-Fiも変更したのだけれど、これがトラブル続きで。
きわめてアナログな我々の仕事も、今日日はネットが使えないと
少なくないハンデを負う。
幸い、フェイスブックでの友達にネット関連の仕事に就いている
人やパソコンの先生(ウィンもマックも両方おしえている)など、そ
の道のプロの方が何人かいるので、彼らに助けを請い、なんとか
なったが、こういうのって、よけいなストレスよねえ。
想うに、ネットが普及して、生活環境が激減した人も多いんじゃ
ないかしら。
二週間ほど前にお話したベテランマネキンのおばさんが嘆いてい
たな。
「マネキン所属クラブの人選担当者が若い人になったら、メール
で仕事を振ってくるようになった。私はそういうのが苦手で電話
かファクスだけで仕事を受けていたら、人が行きたがらない遠方
やややこしい仕事、販売が難しい仕事ばかりがまわってきはじめ
た。メールの方が早いし、依頼もしやすいから、いわばカスの仕
事を我々電話組やファクス組にまわすんやな」。
ネット普及は、我々の仕事も確実に奪っている。
その一つがお中元お歳暮ギフトの推奨販売。
会場に来ているのは、もはや高齢者ばかり。
それ以外の人はネットで頼むのだ(ネット注文の方が安いしね)。
かくいう私も、化粧品は今後ネット購入がメインになる予感がし
ている。
店頭より低価格でゲット出来るし、同じユーザーの書き込みなど
を参考にしながら、販売員にまどわされず商品を選ぶことが出来
るからだ。
ただ、味覚はネットで味わうことは出来ないからねえ。
その点で、このマネキンの仕事が完全になくなることはないだろ
う。
クルマとネットは、今や必須なのかも知れない。
