ペットボトルのご当地茶はいかが?

甲賀という地名にご記憶はないだろうか。
「えっと、歴史物の漫画や小説、テレビの時代劇なんかに時々出てくる、あの忍者の里?」
はい、そうです。
場所は滋賀県南部。三重県京都府、この二つと境を接する山合いの地にあり、JR西日本草津駅から岐阜方面へ伸びる草津線に乗り換えることで、行くことが出来る。

実際に草津線に乗り、窓を流れる景色を眺めていると、ぼうぼうと茂った背の高い草草やうっそうと密生した木々に、「ああ、この地には、かつて忍者がいたんだなあ」との思いを新たにする。
決して高くはないけれど、越えることはそう容易ではなかったろう山に四方を囲まれている。それだけで忍者の隠れ蓑にぴったりだ。
そして、その地形だからこそ、忍者に負けないくらいに甲賀甲賀たらしめるもう一つのもの、美味しいお茶の栽培が可能なのだ。

日本、いや、世界各地でも、お茶の名産地は山間部が多いそうな。
朝夕と日中の寒暖の差が激しく、一定の降雨量があり、風通しも良いからだ。
名産地とされるところでは、町の小さなスーパーの一角や、老婦人が一人できりまわしている店の埃にまみれた棚にすら、特産品の銘茶が置いてあり、茶文化と伝統をしみじみと感じさせられる。

写真は、甲賀の某量販店で販売されていた商品。
ペットボトルタイプのご当地茶は珍しいので、買って、飲んでみた。
少し渋みはあるものの、すっきり感があり、和洋中、どんな料理にも合う。
ご当地茶のペットボトル版。茶葉離れが進んでいる現在、開発を試みても良いかも。
お茶の健康的価値は、今日日、誰しも知っているのだからね。

イメージ 1