お土産と景品

 昼ご飯を食べていたら、仕事仲間からメール。
 今日は、某メーカーの研修に行っていて、お土産をたくさん貰ってハッピー
だと。

 わかるねえ、この気持ち。
 お土産が、例えサラダオイル一本であろうと(私の経験上、そういうことは
ないが)、主婦であるこちらはお得感にひたれるのだ。
 
 そもそも、研修なんて何の面白みもないし、運が悪ければ
「大先輩様。ハッハァー」
 と、ひれふれせにゃならんわ、
「ヤーなヤツ」
 と、眉をひそめにゃならんわ、なるべくならあまりおかかわりあいになり
たくない同業者に会う確率も高い。

 それでも、メーカー側の配慮で、この「ちょっとしたお土産」があれば、
そのストレスも軽減される。

 これは、私たちの本番でしばしば行われる「景品配布」へのお客様の反応
と通じるものがある。

 ぶちまけてしまおう。
 景品なんて、たいしたものではない。しょせんはSPプランの一ツールとし
て考案されるのだ。お金をかけるわけにはいくまい。

 なのに、この景品があるのとないのとでは、お客様の反応は明らかに違う。

 主婦は景品が好きだ。
 トータルでみれば赤字になる場合でも、
「タダでもらっちゃった」
 というお得感を最優先するケースが、まま、ある。