納豆 よく試食してくれるようになったものだ

 昨日は、平和堂木津店にて、旭松の納豆のデモ。
 衛生的な観点からマスクをつけねばならず(別に店に強要されたわけではないが)、竹内まりやばり(?)の自慢の声がくぐもってしまった。

 メニューはちくわ納豆。
 半切りにしたちくわをボートにし、その上に納豆を乗せて、刻んだネギを散らすだけ。

 つくづく感じた。
「納豆は本当によく試食してくれるようになった」
 と。

 娘が大学に入る二ヶ月前の2004年2月にマネキンデビューした私。
 その年の七月に初めて納豆のデモ(旭松)もこなしたけれど、場所が大阪南部ということもあってか、試食がさっぱり出なかった。
 それが、年を追うごとに変化。

 現在では、マネキンにとって納豆は、菓子パンと同じくらい販売がしやすい商品になっている。

 ただね、気になるのだ。
 デモをするたびに納豆の価格が下がっていること。
 98円なら完売は楽勝だったのに、現在では78円でがんばって何とか、のレベルに。

 私自身は、納豆は学生時代から大好きだった。
 関東地方の大学の農学部に進んだ同級生が、わらつきのを、送ってくれてね。
 あと、栄養大に進んだ先輩も薦めてくれた。
「痩せたいのね? だったら、納豆はおすすめ」。

 匂いは気にならなかった。
 なんたったって、田舎の子。
 くさい、くさい、くさーい、農村のぬか漬けの匂いに慣れていたさ。

 納豆。
 これだけ一般的になっても、嫌いな人が関西にはまだまだ多い中、昨日の現場で食べて下さった
方々、ありがとう!

 マネキンにとって、一番辛いのは、売れないことではなく試食が出ないことなのよ。