捨てられない

キャンセル二日目の今日は、お掃除だっ。
 過去は過去。
 いらないものは、この際、処分してしまおう。

 威勢だけはよいものの、いざ始めると、なかなか。
 特に書籍。アベ・プレヴォの「マノン・レスコー」くらいならともかく、ヘッセの「デミアン」とか
トルストイの「光りあるうち光の中を歩め」とか、こういうアタマを使う本は、この先、二度と読まな
いと思う。
 まして、デカルトマキアベリの小難しい著書なんか(大学の西洋思想史の授業で読まされたんだけ
れどね)、よほどのことがない限り、表紙もめくらないだろう。
 なのに、捨てられないのよね。

 洋服はけっこう捨てられる。
 アクセサリーはダメ。
 アクセサリーったって、バザーやフリマで売っている、手作りアクセ。木やレザー、鉄など、身近な
素材を使っているタイプ。普段着にちょっと添えると、気分をハイにしてくれる。
 これがどうも名残惜しい。
 ハンドメイドだから?
 まあ、私自身がペンダントやリングなどのアクセが好きな関係もあるんだけれど。

 靴もお気に入りはねえ(溜め息)。
 正社員時代に福沢諭吉を数枚積んで買ったイタリア製のブーツ。
 シャネルの真紅のハイヒール。
 この先、はくことはないだろうに、捨てられない(シャネルのハイヒールはもう一度挑戦しようかな
と思案中。たまーにハイヒールをはくと、しゃきっとするから)。

 ともあれ、無理のない範囲で、少しずつ手持ちのものを減らしていこう!!!