決めつけ

二日目のオフ。
 
 ドイツでは「風邪をひいた時に飲まれる、日本の卵酒みたいな存在」とされるホットワインを作り、
チビチビやりながら(酒量は制限したが、まあ、休日ですからして)、1940年代のセックスシンボルと
言われるリタ・ヘイワース主演の「ギルダ」を観ていた。

 執筆計画によれば、今日の金曜日は、「改善して欲しい点。私たちもあらためなければならない点」
を書く日。

 第一回目の今日は、私たちも改めなければならない点として、「決めつけ」をあげよう。

 「決めつけ」。

「この商品は一般的でないから売れない」
「こんな値段じゃ無理ね」
「ちょっと、何やねん、端っこの場所でデモさせて」
「ここは試食が出えへん店やからね」

 おわかりだろうか。
 仕事をする前段階からサジを投げてしまっているのだ。
 販売不振の理由を、他にすりかえることにより、自身の最低限の義務を放棄してしまっている。
 確かに、価格やデモ場所は、売上に大きくかかわってくるのだけれど。

 何せせよ、よくないね。

 もっとも、人間は基本的に「決めつけ」がりやよね。