激震が走ったよ。その2。マネキンの専属化。

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8月最初の仕事は、ホームセンターでのペット用歯磨きシートその他のサンプリングと推奨デモ。
ぶちまけた話、平日のホームセンターは、どの部門もすいている。お客様はポツポツ。
当然、売上は期待出来ず、そのぶん店側からかけられるプレッシャーは少ないから、楽と言えば楽なのだが、、、。

さて、先だっての「激震」についての続きを書こう。
繰り返す。所属している派遣会社の一つが八月いっぱいで量販店部門の人材紹介を終了する。つまり、マネキン業務に関しては店じまいをするのだ。
「そら、しゃーないわな」
昨年の初め、他の派遣会社で同じ体験をした同業のおばちゃん(偶然にも我が家の近くに住んでいた)が、私に語った。
「スーパー専属のマネキンがこんなに増えたんじゃ。イオンもイトーヨーカ堂イズミヤも、自分とこだけのマネキン集団を作った。外部の私らの仕事が減ったのはそれが大きい。ま、他にも原因はあるんやろうけれどね」。

私もそう思う。
事実、イオン系スーパーでデモしているマネキンの大半はイオン専
属。この傾向は、ここ一、二年でますます顕著になってきた。
奈良生協も「エプロンさん」と称される専属マネキンチームを結成。数ヶ月前に訪れた同系列の某店では、かつて私も幾度となく担当させていただいた商品のデモを、「エプロンさん」の一人がやっていた。
系列チェーンごとに、内部でマネキンを育成して調達するようになってきているのである。

「マネキンのギャラはメーカーから出ているんでしょ? 店は関係ないんでしょ? だったら、イオンにしろイトーヨーカ堂にしろ、自分たちで専属マネキンを作ってかかえる必要はないんじゃないの?」
と、おっしゃる方がいるかも知れない。
いえいえ。
ギャラとは違う部分で、ちゃんと理由があるのだ。

この仕事をまだ11年しかしていないけれど、私なりに感じる。
「店舗が同じで、販売条件もいつもと違わないのであれば、普通に仕事をしていたらマネキンごとの売上はそう極端に違わないのではないか。となれば、その店舗なり客層なりをよく知る人の方が、メーカーも安心して仕事をまかすことが出来る」。

店舗なり客層なりをよく知ると、そこの店のローカルルールも理解出来て店としても手を煩わせられなくてすむし、お客様が何を望み求めているかも自然とわかるようになる。
結果、クレームの発生低下にもつながる。

マネキンの専属化。
時代の流れね。
流れには逆らわないのが一番。
静かに身をまかせながら、今後を模索するつもりだ。

写真は金曜日の現場があった草津市名物、うばがもち。
草津で仕事をする時には、いつもこれを買って帰る。