激震が走ったよ、その3


イメージ 1

8月2日目の仕事は、某社マスタードの宣伝販売。シンプルに、ウィンナーソーセージにつけ、お客様に試食していただく。
「試食のウィンナーは8から10等分すること」
と指示があるところが、いかにもこのメーカーらしい。

実は私、この商品を担当するのは、今回が初めてではない。
駆け出しだった頃、当時に属していた派遣会社を通じ、二度デモし
た。
試食メニューは二度ともサンドイッチ。
作るのにけっこう手間がかかったことを覚えている。

さて。
前回の投稿で、
「同じ店で同じ販売条件なら、普通に仕事をしていれば、マネキンごとの売上はそう極端には変わらない」
と書いた。
反論を唱える方もいるかも知れない。
「じーっと立っているだけのマネキンもおるやん。そんなマネキンの売上と、一生懸命に声出しして試食と商品購入をすすめている私たちの売上が、そんなには変わらへんって?」
いえいえ。そういう「仕事をちゃんとしていない」マネキンはのぞくのですよ。

それに、私は少数しかお目にかかったことがないんだけれど、、、
「立っているだけ」とか「トイレだ何だでしょっちゅう現場から離れてなかなか戻ってこない」とか。
こちらが誤解している場合もあったし。

「向かいのマネキンさん、よくいなくなるなあ。何しているんやろ」
と訝っていたら、定番と特設会場にもその時に彼女が担当している商品が置いてあり、動向を調べに行ってその状況次第で品出しをしていた。そのようなこともあった。

ほとんどのマネキンは「ちゃんと」仕事をしていると感じる。
そもそもの実力にさほどの差はない。
それでも、例えば、同じ鍋つゆを女子大生とおばさんが担当して販売数に差が出るのは、「調理の段取りや経験」という、後天的なものだわなあ。
だから、どこの派遣会社も人選には配慮して担当する品にふさわしいマネキンをあてているはずだ。

考えてみたら、この「そもそもの実力にさほどの差はない」と言うのは、世の中の大半の職業にあてはまるのでは、ないかしら。
だとしたら、どこでどう差が出て、人生は変わってくるのだろう。

写真は、現場で写した夕空。