教師が職業差別その2~18歳で人生は決まってしまうのか?

「教師が職業差別」の続き。

実は、アメリカでも、教師が生徒に「しっかり(勉強を)しないと、マックの店員かスクールバスの運転手にしかなれないよ」とか言うケースがあるらしい。
職業差別?
もっとも、そのアメリカで、教師の社会的地位は決して高くないよ。

まあ、世の風潮が、相も変わらず
「一流大学から一流企業に入り、高収入を得る」ことが「勝ち組」と言うか、シアワセの王道と一般にとらえられているからねえ、、、一番の問題点はここにあると思う。
これは、洋の東西を問わない?

題名は忘れたが、自分で自分を「しがないセールスマン」と自嘲する父親が、
「お前にはこんな思いをさせたくない」
と、息子に強く大学進学を望み、そのことで父子間に軋轢が生じるというアメリカ映画があった。
観ながら
実力主義アメリカでも学歴は大事なのかしら」
と、少し意外に感じたものだ。

ここで思い出したのが、とある現場で、昼休憩時に席を隣にしたアルバイト学生の話。
就職を翌々年にひかえた彼女は、ややダルそうに、こう言ったのだ。
「うちの大学、偏差値が高くないですからねえ、、、いいところ(会社)なんか入れませんよ」
ううむ???
18歳の時に受けたたった一度の試験で「その後」が決まってしまうなんて!

実際には、残念ながら、あるらしいんだけれどね、、、学校フィルターなるものは(一定の偏差値以上の大学に在籍していないと就職を希望する企業の説明会にすら参加させてもらえない)。
だからと言って、それだけの理由で、「勝ち組」「負け組」が決まってしまうほど、人生は単純ではない。
日々、いろいろな場所でいろいろな階層の人に接しているデモンストレーターなら、このことは痛感していると思う。

写真は、みかんのデモ風景。

イメージ 1