チェッカー(レジ)の仕事は思っている以上に大変。

南海電鉄もJRも乗り入れているりんくうタウン駅が最寄駅の今日の現場は大賑わいで、どのレジも長蛇の列。
たまたまレジ前に作られた特設コーナーで仕事をしていた私には、レジを処理するチェッカーの様子が嫌でも目に入り、見ていて気の毒になる情景がしばしばあった。

POSレジが普及した頃からだろうか、レジは誰でも出来る仕事だと言われ出したのは。
すなわち、商品をピッと機械に読み取らせ、然るべき操作をしたなら、あとは機械が勝手に売上を計算してくれて、釣り銭の額まで示し、かつ、小銭だけなら釣り銭口にチャリーンなる音と共に弾き出してくれる。
チェッカーは札で数えられる金額をレジ機から出してお客さんに渡したら良いだけ。
ゆえに、チェッカーは誰でも出来るということになったのである。

確かに、商品の価格を一つ一つ手動で打ち込んでいた頃に比べると、レジ業務は楽になったかも知れない。
とは言え、流通システムの複雑化にレジも対応せねばならず、そのことを考慮に入れると、私など現在のチェッカーは絶対に出来ないなと思ってしまう。

まず、支払い方法が、かつては現金だけか、せいぜい商品券だったのが、現在では、クレジットカード、電子マネー(自社の電子マネーもあれば、楽天Edyなどの他社の電子マネーもある)、ポイントカード支払い(これも自社のポイントカードだけでなく、Tポイントだとかポンタだとか、いろいろ)、お財布ケータイなど、幾種類もある。

これらの他に、LINEでゲットしたクーポンだの街のタイム誌についていた割引券だの、ネット配信限定の特典だの、、、こなさないといけない作業が、もう段違いに増えているのだ。

しかも、店舗間の競争激化で、チェッカーに求められる接客要素は、より高度なものを求められるようになってきている。

少なくとも、21世紀のチェッカーは、私たち外部の者がとらえているほどには簡単な仕事ではないことは、確かだ。

写真は、先の記事で載せた観覧車のライトアップ姿。

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