正月が明け……

 正月が明け、七草粥の日も済んだ今日。一通のメールが、仲間から届いた。
「一月の仕事はどうですか? 私的にはいつもの年に比べて少ない気がします。
やはり不況が影を落としているのでしょうか?」
 そうだとも、そうでないとも、言い切ってしまえぬもどかしさ。
 今の世は、一寸先どころか、手元の一つ向こう側はすでに闇だ。
 
 この10日に、J高槻店にて実施するA社の納豆の指示書と機器が、エージェン
シーより届く。
 社長の手紙(タイプ打ち)も同封されていた。
「厳しい時代になってきておりますが、少しずつでもお仕事を増やし、お願い
出来るように頑張ります。ご協力の程、よろしくお願い申し上げます」

 不吉な予感。
 消費者の買い控えが続き、ものを作っても売れなければ、当然ながら私たち
の仕事も減る。
 年末年始の散財分を取り戻す意味合いからも、一月は十五日は仕事が欲しい。
 こう思っているのは、私だけではないはずだ。

 どうなるか?