困るんだよね、キャンセル

 昨日、出町柳から帰って留守電をチェックしたら、派遣会社Aからのメッセージが。

「19日と20日、カナート洛北で行われるネスレのホームカフェのデモが、20日のぶんのみキャンセルになりました。代わりの仕事は今のところありません」。

 いかなる事情があったのかわからないし、特に珍しい話でもないが、困るんだよね、こういうの。こちらは他の派遣会社から依頼された仕事を断ってまでその日を開けているのだ。
 しかも三日後のデモ。これから、他社に
20日、何か仕事はありませんか?」
 と問い合わせたところで
「ありません」
 と返される可能性が大きい。
 事実、二つの登録派遣会社に電話をしてみたけれど、やはり
「もうふさがっています。せめて昨日までなら、あきはあったんですがね」
 と言われた。

 メーカーによっては、当日キャンセルはもちろん、前日キャンセルでもギャラは全額保障(半日、あるいは三割のみのところもあり)してくれる。
 三日前だと、まず無理。
 二日前でも絶望的。
 代わりの仕事はないのに。

 こういう時、マネキンって日雇い労働なのねと、身分の不安定さをつくづく感じる。
 動いてなんぼの仕事。

 「給料が安い」の「残業が増えた」の「受け持ちの仕事以外の雑用をやらされる」の、ぶーた
らぶーたらこぼしている正社員のあなた。
 声を大にして訴えたい。
「正社員はやっぱりいいよ。仕事自体が嫌いでなかったら、せいぜいしがみつきなさい」