イマイチな夏



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今年の夏はイマイチはっきりしないと感じるのは、私だけだろうか。
いわゆる「ニッポンの夏」特有の、ギラギラしつつもスカッとした日がほとんどないのだ。
ナツナツしていない。
確かに気温が高くならないのはありがたいが、湿度は低くないから、決してしのぎやすいとは言えない。
疲れる。
「健康を考えれば、今月は仕事が少なくてちょうどよいのだ」。
喜んでいたら、二つの派遣会社から業務依頼メールがきて、いつもの月と同じになってしまった。
月の半分は現場に立つ。わが理想とする、「三日働いて四日休む」に近いワークスタイルだ。

もっとも、業務依頼の内容をみたら!
片道三時間半以上かかる、京都内陸部の福知山での仕事が三日。残りも、奈良の橿原やら生駒やら、兵庫の伊丹やら、遠方の現場が多い。
近場の仕事も、販売が難しかったり、荷物が多かったり、規則に細かかったり試食だけするお客様がほとんどの店舗だったり、ああ、楽な仕事はないわ。
某マネキン派遣会社に所属する同業者は、
「私は商品の方で勝手に売れる仕事しか受けない。冷凍ギョーザとか菓子パンとか。鍋や炊飯器を持参する仕事もパスしているし、現場に行く交通時間も一時間を超えたら断る」
と話していたけれど、一度そんな結構な身分になってみたいものだ。どんな仕事であれ、ギャラは同じなのだから。

否! 繰り返す。子どもも巣立ち、ローンも含めて返すものもすべて返し、多少なりとも蓄えが出来た現在、私とて一時ほどアクセクと働かなくてもよい。彼女のような「わがまま」を派遣会社に伝えることも不可能ではない。
にもかかわらず、それをしないのは、業務内容とは違うところにも仕事に楽しさを見出しているからだ。

写真は、近鉄竜田川(生駒郡)駅付近にある喫茶店
長い間、店名の「ふらっと」は、「ふらっと」立ち寄ると言う意味でつけられたと勝手に解釈していた。
今回、同店のドアにピアノ教室の看板が掲げられていたことで、真意を知った。
音楽記号のフラットね。