ブラック ブラック


小売業界は基本的にブラック?
この、いささか刺激的(?)なタイトルの記事に対し、わが拙いブログの読者でもある高校時代の友人の一人は、こんな感想を携帯メールにて寄せてくれた。

「小売業界だけじゃない。美容業界も飲食業界も基本的にブラック」

要約すれば、彼女の二人の妹さんのうち、上は美容師、下はケーキ職人見習い(現在で言うパティシエ)として勤めていて(どちらも妊娠を契機に退職)、その世界の裏話はよく見聞きしたそうな。
何の因果だろう。十年くらい前に彼女の娘さんが美容院を何軒か経営しているオーナーと結婚し、婿になった男性に妹さんたちが話していたことを伝えると、
「うーん、、、昭和の頃よりは改善されたけれどね、、、。まあ、業界がかかえる体質かな。美容師もパティシエも職人業にしてサービス業でもある関係上、特に新人の頃の勤務形態はブラックにならざるを得ない事情もあるんだよね」
云々との回答が返ってきたとか。

ああー、わかるわかる。
美容師やパティシエほど専門的ではないにしろ、そしてサービス業の要素はないにしろ、私も一応は職人仕事をしていたので。
いくらその種の専門の学校を出たところで、基本を押さえただけ。実際の業務ではとても通用しない。より多くの実務体験を積んでこそ、ものになるのだ。
必然的に、技術が身についていない新人時代は、先輩の仕事の雑務処理とか技術の研鑽などで居残りが多くなるわなあ。

話を元に戻す。
サービス業の最たる業界、小売の世界が基本的にブラックかなと感じられるのも、この業界ならではでの体質ゆえん?
昔と変わっているようで根本的な部分では、、、と想うこと、けっこうある。

こんなことを考えていた折、Sさんに関する逸話が入ってきた。